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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
夏の終わりにお薦め!,
By 観る読む "読む観る" (京都府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: MISSING (双葉文庫) (文庫)
「このミステリーがすごい!2000年版」のベスト10に入った短編集。ミステリーとは少し違うような気がするが、不思議な話の数々です。「眠りの海」はある男性と、一人の少年の出会いの話。「祈灯」幽霊ちゃんというあだ名を持つ女性の話。高いところから夜の街を見下ろす時私は何を思うだろう、そんなことを思った話。「蝉の証」夏の暑い中うるさく鳴き続ける蝉を少し好きになれた話。「瑠璃」瑠璃色の目した瑠子という名の少女といとこの男の子の切ない恋の話。「彼の棲む場所」完璧な人物の中のもう一つの彼に出合った話。私はしいて言えば「祈灯」と「蝉の証」が好きです。どれも夏の終わりに読みたくなる、切なさともの悲しさを持った話です。映画やドラマでは決して表せない、小説でなければ味わえない透明感を持ったストーリーの数々です。
15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
やるせないね,
By
レビュー対象商品: MISSING (双葉文庫) (文庫)
短編集です。5話も入ってます。タイトルのミッシングにかけたのか、それぞれ何かを失った人たちの話です。 ふつうに生活していてそうそうあり得る話ではないけど、妙に共感できます。登場人物たちも一癖あるのになぜか親近感を覚えます。 楽しかった昔を懐かしみ、やりきれない現在の状況に思いを馳せ、やがて来る未来におののきながらじっくり読んでもらいたい名作です。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
引き込まれるが根底には哀しさが漂う作品,
レビュー対象商品: MISSING (双葉文庫) (文庫)
内容はそれぞれに山場もあり、引き込まれますが、全ての作品がどこか人間の世の 哀しさを背負っており、読み終えると寂しく なります。 この作家の短編を読むなら、最近の哀しさが 前面に出ていない「MOMENT」を薦めたい。 作家の原点を知る上では、参考になる作品ではある。
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