☆1944年、イギリスのロンドンは、ドイツ軍基地から発射される超音速ミサイルV・2の脅威にさらされていた。しかも、ドイツはV・3やV・4と名付けられた新兵器も開発していた。そんな危機的状況下の中、爆撃隊長クイント・マンロー(デビッド・マッカラム)に降りた任務とは、V・3の開発をくい止める事であった。クイントは曲芸ともいえる、神業的な低空飛行を、〈モスキート〉と呼ばれる木製機でいとも簡単にとやってのける凄腕のベテラン・パイロットである。爆撃を控えた前夜、やがて空軍指令部は基地爆撃命令を降すが、現地には英国捕虜が収容されていた。二機のメッサーシュミットが、英国基地に何十人もの連合軍側捕虜が、シャルロンに移されている実写フィルムを投げ落としていった。クイントはその中に、爆死したと思われていた親友スコット(デビッド・バック)の姿をはっきりと認め、爆撃を躊躇するが、指令部はより多くの人命を救うためと、クイントを根気よく説得、任務遂行を命じる!。という第2次世界大戦を背景にした戦争アクション映画で、英国空軍による捕虜救出作戦を木製機モスキートの飛行スペクタクルを焦点に敵陣の潜入サスペンスと収容所に閉じ込められいる捕虜たちを如何にして脱出させるかの作戦場面を交えてながら、まんべんなくお話が展開していく。空軍戦争映画では既に十八番になっている爆撃飛行訓練の映像は、なかなかの迫力で、航空愛好家の方やミリタリーマニアには、満足のいく見せ場に仕立てられている。そして後半戦の山場はクイントが、フランスのレジスタンス達と連絡を取り、チームワークよろしく、捕虜収容所を破壊し、捕虜を無傷で脱出させる等のあの手コノ手のスリルをぎっしりと並べ立てたレパートリー豊富な設定は認めるに値する。しかし途中からテンポが粗雑になってしまい、臨場感が弱冠薄められているのは、ボリス・シーガル監督のぎこちない演出のせいだろう。主役のデビッド・マッカラム氏もパーソナリティー的にあまり好きになれないのも手痛いマイナス点。できれば、もう一息ハツラツとした馬力が欲しかった。せっかくの努力が水の泡である★。