変形する百式は、私にとっては男のロマンだと思っておりましたので、デルタプラスのMG化はとても嬉しい限りです。そんな当該キットを組み立てる際に、是非とも知っていただきたいことがあります。
パーツをランナーから切り離したら、当然ゲート処理をするわけですが、まさに処理しようとしているその部分は、はたしてゲートなのか。この点を、どうかご注意いただきたいと思います。
例えば、組み立て説明書の序盤に書かれている『F15・F16』。この部分は上半身と下半身を接続する軸を構成しているのですが、この軸の先端のボール部分には、一見するとゲートみたいなものが付いてます。これは、MGガンダムエピオンのヒートロッドでも採用された、引き出す或いは押し込むことで広い可動範囲や保持力を得るための要素であると同時に、早合点してゲートと間違えてしまう可能性を備えた部分となっております。
うっかり切り離してしまったがために序盤からつまずいてしまうと、せっかくの気分が台無しになってしまいます。是非とも避けたい事態です。
他にもゲートと間違えてしまうような部分が複数ございますので、完成を急がずに心にゆとりを持ちつつ、説明書とパーツの形状にはしっかりと注意しながら組み立て作業を行うことをオススメいたします。
その他の部分についても、簡単に触れておきます。
色分け
頭部のクリアーパーツと目に当たる部分にシールが付属する以外、ほぼパーツ分割された成型色により再現されております。
可動範囲
首は根元が前後できるため、背面のパーツに干渉することを除いては、頭部の可動はスタンダードでしょう。
肩部は前にスイング可能な一方、上下動できないのが惜しいです。腕を横に上げる際、腕部パーツと肩アーマーの干渉のため、水平未満にしか上がらないのも、ちょっと残念でしょうか。
腰部は、上に引き出すことで、自由度の高い可動域が得られ、とても良い点であるといえます。
脚部はボールジョイント接続で、腿がデザイン上ロール軸構造が採用されていないため、あまり広く開脚できないのですが、ポージングの性能としては、いわゆる無印1/100のような不自由さは無いと思います。接地性はMGダブルオーなどと比べれば酷ですが、同じ可変機であるMG ΖガンダムVer2.0よりははるかに安定してます。
背面のフレキシブルバインダーは、HGUC版デルタプラスとは異なり、その名の通りフレキシブルに動きます。
関節
脚部を接続するボールジョイントが、脚部全体の重さを支えきれていないので、補強すると良いと思います。
個体差かもしれませんが、私の場合、武器を保持するためのマニピュレータのピンが、あまり効果的に機能していないらしく、せっかく武器をピンに接続しても、あっさり外れてしまいます。ここも、ひょっとしたら、補強すると良いかと思います。
感想
対象年齢15歳以上のMGブランドに相応しい作りごたえと出来栄えを感じます。MGリゼルのような肩部接続構造であったなら、もう少しアクション性が高まったのではないでしょうか。そんなわけで、☆4つです。