大げさですけど、自分の価値観に最も影響を与えたゲームです。小島秀夫氏は本を読み終えた後のようにプレイし終えた後、プレーヤーの心に何か残るようなゲームを作っていきたいというようなことをおっしゃってらっしゃったのですが、このゲームはまさにそういうゲームです。前作にも増して非常にメッセージ性の強い脚本になっています。
しかし純粋にステルスアクションというジャンルのゲームとして今になって考えてみるとちょっと物足りないかもしれません。ちょっとハンドガンの照準を合わせるのに慣れてしまえば楽勝にクリアできてしまいます。麻酔銃の登場によってこのシリーズの売りであった緊張感が格段にダウンしてしまっていました。潜入ミッションとしてのリアリティもどうでしょう。タンカー編はまだ良いとしてもプラント編はちょっとありえないでしょう。あんなに視野の開けた構造のステージじゃあリアリティも緊張感もありゃしない。近未来を舞台にしたゲームなんでリアリティなんて元々ないかもしれないけど、潜入に関してはもっとリアリティを追求してほしかったです。
しかしあれだけの物理空間を構築したのは凄いと思う。兵士のみならずステージに点在するビンや雑誌などの小物のプレーヤーが行ったアクションに対するリアクションがとてもリアルで、買った当時はもう鳥肌ものでした。おもちゃのフィギュアが撃ち出すBB弾が地面で飛び跳ねるというようなどうでもいいような描写まで細かくなされています。
前作同様、映画的なデモシーンはここに極まったと言ってもいいです。これがMGS2の濃い脚本をいっそう盛上げてくれましたね。多くの方から不評をかっている後半のなっがーいデモシーンも自分は好きです。
やったことのない方、ぜひプレイしてください。ドッグタグ集めや、プレーヤーの笑いを誘う様々なところにしかけられた小ネタ探しなど何回もクリアする意欲をかきたてる要素も満載です。長い間付き合えるアクションゲームです。