ゲーム史上ここまで見事にジャングルを
3D空間として表現してゲームに組み込んだ作品を私は知らない。
草木生い茂り、野兎、野鳥、蜂の巣、蛇、
ワニなどが生息する見事なまでの森林、沼地、川、洞窟。
任務中に様々な行動で消費する気力を動物を捕食して回復するシステム。
傷ついた体をランボーのように自ら手術して治療するその姿。
サバイバルゲームとはまさにMGS3のことだと言える。
リアルなジャングルを抜け目的地まで潜入する緊張感は凄まじい。
カモフラージュの登場により麻酔銃との相乗効果で
敵兵を殺すことなく、敵に見つかることなく、
潜入という任務をより深く楽しむことが出来る。
一度も敵に見つからず、一人も敵を殺さず、
全フードの捕獲を目標にクリアを目指すと最高に面白い。
また、隠れんぼアクションの楽しさを基本にしつつも、
ユーザーの方針次第で隠れずに暴れて突破する事も出来る。
この懐の深い見事なバランスはゲームの本来の売りを強制しないという
インタラクティブなエンターテイメントとしての楽しさを追求した
究極の完成度を実現していると言えるのではないだろうか。
THE・BOSSとスネークの物語はゲーム史上でも稀に見る感動的なものだ。
それは完結編のMGS4をも上回っているほど素晴らしい。
私はPS2の名作は何か?と問われたら迷わずMGS3Sと答える。
もし未プレイならば、探してでもプレイすることをお勧めする。
※このサブシスタンス初回生産版では追加要素が完璧に収録されている。
メタルギア、メタルギア2、猿蛇合戦完全版、爆笑シークレットシアター、
三枚目のディスクで本編の物語だけを楽しむ事も出来る。
スネークイーターでは俯瞰視点で固定されていた視点に
3Dビューという視点が新たに加わり、
ジャングルを好きなように見渡せるようになった。
スネークイーターでも充分名作なのだが、
買うならこの3Dビュー視点が追加されたバージョンがお勧めだ。