大滝詠一の「ロングバケーション」と並んで
我々の世代の青春時代に燦然と輝く日本のPOPSの金字塔にして
永遠のエヴァーグリーンミュージックである。正に一時代を築いたと言って良い。
収録された各楽曲の良さは勿論、その曲順やジャケットの意匠までも
トータル作品として比類なき一枚。
今でこそ「クリスマスイブ」は老若男女を問わず知られた曲になったが
昔は若い仲間内でのクリスマスのとっておきの1曲だった。その当時
全盛を極めていたOFF COURSEのコーラスに対抗して一人アカペラで録音した
(一緒にやる仲間が自分にはいなかったから、といつか話していた)
というコーラスワークは見事という外ない。この名曲1曲で
稀代の傑作アルバムのラストに鮮やかな大輪の華を添えるかの趣。
どれも想い出深い曲ばかりだが、ある結婚式で「ひととき」という曲を
PIANOで弾き語りをした友人がいて、実に感動的だった。
その結婚式は素晴らしく高貴で神聖で愛情溢れた式典に思えたものだが
素材としてのその楽曲が湛える深い慈愛によるものだと思う。
いろんな意味で個人的にも歴史的にも愛聴に値するマスターピースである。