・M&A専門家 弁護士 藤原総一郎氏が「MBO」をやさしく解説。
・ドキュメンタリー「手探りのMBO」。人と組織が再生する。
2001年の9・11同時多発テロを皮切りとした世界的な経済不況がやがて実質的な経営上のダメージとなり、一時的に会社の資金がショート。これを埋めあわせるための焦りが失策を招き、橋本が末席重役を務める「ケンブリッジ・リサーチ研究所」の経営はたちまちのうちに窮地に陥った。荒れ狂う社会の海原で、橋本はMBO(マネジメント・バイ・アウト)を決断する・・・・・。旧来のオーナー企業から脱却し、新たなステージに向けて進み始めたケンブリッジの乗組員が残した激動の「航海日誌」。
第一部 MBO 【藤原 総一郎・稲生 隆浩】
M&Aブーム/MBOとは何か/MBOの具体的手法/買収資金の調達/中小企業におけるMBOの活用
第二部 末席重役の決断 【橋本 寿幸】
歴史の目撃者/緩慢なる危機/漂流の行方/新しい航海/MBOに望みを賭ける/曙光/第二の創業期
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
会社と人生…さまざまな意味で強く励まされる迫真のドキュメンタリー,
レビュー対象商品: MBO―末席重役の決断 (単行本)
~最近日本の新聞紙面でもたびたび目にするMBOについて、ワールドとかポッカなど最新の事例を織り込みながら解説している1部は、3時間くらいでMBOのアウトラインが分かる研ぎ澄まされたもの。藤原さんという弁護士は、日本でもM&Aの専門家として有名らしい。2部のドキュメンタリーは、会社沈没を目前に、6人いた経営陣の5人が危機に瀕してさらなる誤った施策を打~~った後、逃げ去っていった…最後の一人の橋本さんという現社長が、金融貸し渋りのなか、七転八倒、最後の最後にコンサルなしでMBOという結論に至り、会社と自分自身について考え抜き、猛勉強しながら一つひとつ切り抜けていくさまが手に取るようにわかる。会社の再生と人の再生とはどのようなものか、その風景を垣間見させてくれる。ノン・フィクションの読み~~物としてもよいかも。会社の危機を救うことを通じて、きっとこの橋本さん自身が人生に置いて一番大きなモノを得たに違いない。この橋本さんという人物に会ってみたいと思うようなった、というのが読後感。~
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
「MBO」 を かる〜く読もう,
By TM (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: MBO―末席重役の決断 (単行本)
最近話題のMBO。「ポッカ、すかいらーくなど良く知っている企業が次々と株式市場から去ってゆくけど何故なのだろう。知りたいけど、MBOなんて言葉を聞くと難しそうで。」で、まいっか・・・となってしまう人。読んで見てください。第一部は、MBOについて簡単な説明があります。非常にコンパクトにまとめられているのですが、これも面白くないなあと思う人は、そこで第二部に飛んでください。ある物語が始まります。物語を読み進めるうちにMBOを実施するインセンティブが何なのかよくわかります。 MBOの基本をつかみたい人、必見です。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
勇気をあたえられる書物だ!,
By
レビュー対象商品: MBO―末席重役の決断 (単行本)
勇気をあたえられる書物だ。一部は最近ビジネス界でよくとりあげられるMBOについて、わかりやすくまとめられている。二部がむしろ本編のようで、実録のドラマが迫力をもって進行する。企業再生の本というと難しい本と思いきや、人物がリアリティーにあふれ感動的でさえある。ビジネス書にはめずらしい人間的な機微に満ちた本。ドキュメントの主人公で、著者でもある橋本さんという人は、社会学のテキストや詩(ランボー)からの引用に見られるように、単なるビジネスを超えた、世界観、人間観を持っておられる方のように思える。一人ひとりの人間を大事にされるビジネスマンなのだろう。暖かいハートが伝わってくる。だから会社の再生にも成功したのだろうと思える。お金の損得を超えて、「会社の存続」をキーワードに戦った人の話だが、一筋縄ではうまくいかない。抵抗勢力との戦いなどに右往左往しながら、やり遂げた企業の再生。このプロセスでもっとも大事なものを手に入れられたのだろう。読んでいて胸が熱くなった。 企業はやはり人でもっていることをあらためて実証したドラマ。
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