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MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA)
 
 

MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA) [単行本]

森生 明
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (41件のカスタマーレビュー)
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   昨今、タイトルに何がしかMBAと書かれた本は、ときとして西欧的なMBA教育のメリットの礼賛か、冷たく無味乾燥なファイナンス理論の本だと、先入観を持って考えられてしまうところがあるかもしれない。けれどもこの本では、精緻な企業価値評価理論を知るだけでなく、人々の信頼によって成り立つ資本市場を理解し、市場にかかわる人々の「息づかい」さえ感じることができる。

   著者はハーバード・ロースクールに学び、投資銀行などの前線における経験を豊富に持つM&Aアドバイザー。全8章立てで、価値評価方法の本質を説明することを目標に、基礎編と実務応用編に分けて構成されている。第3章までの基礎編では、「企業価値」およびそれを決める要因、価値の測り方など、MBA教育とその実践の場における、「経営のグローバル共通言語」を学ぶことができる。

   応用編では、「株価算定とM&Aの実務」が焦点になり、会社の値決めの実際や、「価値創造」の仕掛けに関して、最新のトピックスが数多く収められている。単色刷りではあるが図表が多く、M&Aスキーム全体についての理解の助けになる。巻末では、用語索引が日英併記され、参考書としての使い勝手もよい。

   本書は、単に理論を伝えようとする図書ではないし、練習問題がたくさん収められたテキストのたぐいでもない。むしろ、著者の「思い」が託された1冊である。ふとした行間で、現場を大事にする著者のメッセージに触れられるため、読んでいて楽しい。また、歴史的背景にまで言いおよぶ、著者の思いやりにあふれた筆遣いが印象的だ。

   これからMBA教育を受ける機会を得ようとする人、あるいはすでに企業価値評価やM&Aの知識を持つ人におすすめできる。これからこの分野に携わる人にとっては、教科書として学べることが多いし、すでに「実戦」にかかわっている人も、著者と視点を共にして、はっとすることがあるはずだ。久々に出合えた、大事にしたい1冊である。(任 彰)

内容(「BOOK」データベースより)

本書は会社の値段が決められる仕組みを解明しようというものである。「投資活動の基本原理は意外に単純だ」と割りきり、核心部分だけをしっかり掴まえ、後はひたすら現場感覚で常識的に考える。そういうアプローチにより、ファイナンスやM&Aの世界が目鼻立ちすっきり見えてくる。これが著者の考える実務の視点である。

登録情報

  • 単行本: 238ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2001/10/12)
  • ISBN-10: 4822242463
  • ISBN-13: 978-4822242466
  • 発売日: 2001/10/12
  • 商品の寸法: 22 x 16 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (41件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By tetsuya morikawa VINE™ メンバー
形式:単行本
3年以上前に買った本であり、たまに必要に応じて拾い読みをしていたが、最近通しで読んでみた。M&A関連の本というのは、著者のバックグラウンド(投資銀行系か会計事務所系か弁護士事務所系か、等々)によって内容は随分異なるが、世の中に所謂M&Aのプロセスを論じたものか、乃至はvaluation分野であればDCFを中心に論じたものが多いように思う。そういう中で、本書は、DCF等の細かいテクニカルな部分に入る前のvaluationの本質的な部分を、基本から説き起こして非常にわかり易く且つ実践的に論じているという点で、この分野の本としては異質である。例えば、PERとdiscount rateの関係、EV(Enterprise Value)とMarket Cap(株式時価総額)の関係(これは服部暢達著「実践 M&Aマネジメント」でも少し言及されている)、EVとEBITDAの関係、Net Debt等に関して、これだけ分かりやすく本質を書いた本が他にあるだろうか?(Net debtに関する説明はEV→Mkt Capの話をしているのか、逆にMkt Cap→EVの話をしているのかを意識して読まないと若干混乱するかもしれないが。)

実務家の著者の経験と知識が、こういう形で昇華された本というのは稀有だと思う。
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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ベンチャー企業の経営を始めてそろそろ2年になる。常日頃ベンチャーキャピタルの方々と話をする機会が多い。彼らの原理原則を踏まえていない形式的なものの考え方をおかしいとは思いつつも、こちらも断片的な知識しか持ち合わせていないゆえに打開できずにいた。そんな中で出会ったこの一冊から得た知識は、今後の私にとって大変な武器となってくれると確信している。
表面的なテクニックなどではなく、資本主義の原理原則から整然と組み立てられているこの内容は、企業経営者のみならず、自己資産を増やしたいと考える全ての人が読むべきであろう。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By どら
形式:単行本
MBAと名前がついていながらMBAを持っていない著者によって書かれており一瞬違和感もありましたが、人の勧めもあり読んでみました。テクニカルな面での内容は基礎レベルですが、説明が非常に本質的である点、また投資銀行での実務経験を踏まえた実際のバリュエーション実務の勘所が示されている点、がお勧めのポイントでしょうか。言葉遣いもわかりやすく、小難しい数式もありません。M&A実務やDCFの細かい論点(CFの見積もり、資本コストの算定など)等はありませんが、それ以前の本質論ということで価値のある本だと思います。M&Aや企業評価のテクニカルな側面については、元GSでM&Aを統括していた服部さんの本やマッキンゼーの「バリュエーション」などがお勧めできると思います。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
好悪分かれるところでは
私は必ずしも悪くないと思いましたが、専門性へのアプローチとしてはその評価は分かれるところでしょう。
投稿日: 19か月前 投稿者: ヤメ検
資産とは何かをこの本を通して学びました。
資産とはどのように利益を生むものなのか、考えさせられました。バランスシートにすべて置き換えて、利益を考える癖がつきました。懐かしい本です。
投稿日: 2010/3/27 投稿者: 後生畏るべし
会社のデスクに一冊
バリュエーション=企業価値評価の本。
会社を買うのにどれだけのお金が必要かを知ることができる。... 続きを読む
投稿日: 2007/9/23 投稿者: jinye
資本主義、企業価値、M&Aの骨格ここにあり
 事象の本質について、何故、何故と自問自答し、自分なりの答えを見出す姿勢を大事にしている方には、是非お勧めの本です。... 続きを読む
投稿日: 2006/12/24 投稿者: 花火
M&Aに取り組んでいくために
仕事上、M&Aに携わる機会があり、手にしました。感じたのは、M&Aも株式投資も、... 続きを読む
投稿日: 2006/10/11 投稿者: たんまい
何度も読み直したい本
これまであまり深く考えたこともなかったのですが、投資する際、会社を買収する際にどのような考え方の過程があるのかを知ることができました。... 続きを読む
投稿日: 2006/8/31 投稿者: MILK
主に企業価値についての読み物的書物
企業価値についてその算出法や考え方などが

平易に書かれている。

とは言っても私にとっては... 続きを読む
投稿日: 2006/8/31 投稿者: まるちゃん
またいい本に出会いました!
バリュエーションとは、企業価値の評価のことです。

というレベルぐらい知識のなかった私は、... 続きを読む
投稿日: 2006/8/16 投稿者: GUS
コーポレートファイナンスの理解への第一歩に
表紙に恥ずかしげも無くデカデカと掲げられたMBAの3文字をもって「なんだ、MBAブームに乗っかった便乗本か」と早合点してはいけない。中身はコーポレートファイナンス... 続きを読む
投稿日: 2006/5/2 投稿者: tonny_
入門書に適している
本書はバリュエーションの知識がゼロの状態から知識を得るのに適している。文章表現は極力平易になされており、読んでいて引っ掛かる箇所がほとんどない。また、著者の経験談... 続きを読む
投稿日: 2006/2/20 投稿者: kohei_e_w
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