作品自体は非常に良く知られているので、そのあたりは簡単に。本当は考古学者としての活動を何よりも行ないたいが、平素は世界を舞台にさまざまな事件を解決する保険オプ、もと英国特殊部隊の英雄で腕利き、しかし結末はなかなかハッピーエンドに終わらない、悲哀と希望に満ちた傑作だ。
と、それは文句ない。そこで、装丁について述べたい。まず、紙質が良く、インクの乗りも良いので非常に綺麗な仕上がり。サイズも今まで出た単行本の中で一番大きく、見やすく迫力がある。一部フルカラー、2色カラー(赤+黒)もあり、悪くない。ただし、最初に出た新書版も若干2色カラーがあり、しっとりした色合いで悪くなかったので、好みは分かれると思う。フルカラーは単行本では初めてだと思う。印刷は良い。ただし、いずれも大したページ数はなく、あまり期待しない方がよい。
値段は若干割高な感がある。カバー下の装丁がフルカラーだが、無駄な気もする。全巻で何冊になるか分からないが、恐らく12冊くらいか。結構な金額だ。ただし、古本は嫌という人も多いと思うので、止むを得ないか。ファンも多く、豪華に作ってあるが、もう少し安かったら、とは思う。