ピアノ中心の曲、80年代風のサウンドと暖かく、悲しい曲が中心に収録されています。
もちろん「夏は二の腕発情期」のようなハジけまくった、もう一つのKANらしさ全開の曲もあるのですが、どちらかというとKANのジェントルでスロウでメロウな側面のほうが強調されている作品ではないでしょうか。
なので踊ったりウエディングドレス着たり女装したりするKANさんより、ピアノを弾いてバラードを歌うKANさんが好きな人にとっては一番いいアルバムなのかもしれません。初めてKANを聴く人にはお勧めしやすい作品でしょう。
ちなみに私はこの作品でKANワールドにハマりました。おかげで初めて見たライブ「LIONFLOORLADY」ではものすごく衝撃を受けることとなりました(笑
曲としては「今度君に会ったら」はあまりにも素晴らしすぎる超名曲。後半の「Autumn Song」から「指輪」へと3連続するバラードのラッシュも本当に素晴らしいです。
同じバラードでもBilly Joelモノ、Stevie Wonderモノ、アカペラコーラスグループ風の作品ととてつもなく幅が広いです。この半端じゃない音楽性の幅広さを持ち、かつ一つ一つの質がものすごく高いところがKANさんの大きな魅力のひとつです。