ワールドカップにおける吾郎とギブソンの対決、イップスや血行障害に苦しみながらも遂に実現したメジャーでの1シーズン経過、ホーネッツの地区優勝、親を乗り越える過程を描いたギブソン親子の対決等、重要なイベントは描き尽くした感があり、長期に渡って連載してきたこの作品をどの時点で終了させるのか、期待する反面、不安に思う気持ちがあった。
しかし作者の構想としては、やはり吾郎と薫を結び付けて子供を産ませ、この作品で多く描かれてきた「親子愛」というもので最後を締めくくりたいという気持ちがあったように思われる。
だから、薫にプロポーズするという時点が一つのゴールであり、時間をすっ飛ばしてエピローグに移行したのは、賛否両論あるであろうが、これはこれで「アリ」だと思う。
サンデー本誌は読んでいないからこの先の展開は知らないが、この巻の終わりに「試合中におけるあの事故」を思い出させる不安なシーンがある。
今まで苦難に満ちたエピソードが多かっただけに、出来れば最後はハッピーエンドが良いなあ…と思ってしまう。
吾郎のプロポーズの言葉…ちょっと古臭い感じもするが、野球バカの吾郎らしい直球勝負なとこが私は好き。