デビュー当時を思わせるフットワークの軽さと
アレンジ、メロディの柔軟さ、それに今ならではのギラギラした強さが乗せられた
正にレコード会社移籍して心機一転にはもってこいのみずみずしいアルバムだ。
ここにきて再びロック・シーンを攻めている感じがする。
ここ数作はわりとシックな、落ち着いたアルバムだったので余計に。
TRICERATOPSを長年聞いてる方ならかなり懐かしい感触になるのではないかと思う。
なぜならこの「MADE IN LOVE」というアルバムは初期を思わせるメロディやリフが一杯、曲の隅々に転がっているからだ。
「GROOVE WALK」を思わせる「LOONY'S ANTHEM」や、「MILK&SUGAR」とかデビュー当時は
こういう展開の曲多かったなーと色々と思いを馳せていたのだが
だからといって単なる原点回帰とか、あの頃をもう一度〜とかそういう作品になってるという訳ではなく
「FUTURE FOLDER」の攻撃的なリフを聴いても判るように、実に男気溢れる力強さが加わっているのだ。
デビュー当時は良い意味で軽い部分が魅力的に映ったが、この作品を聴くと明らかに変わっているというか
バンドとしての確かな成長を感じられた。 演奏力はもちろんのこと、ロックバンドとしてタフになったんだなー、と。
実際、このアルバムのアンサンブルやリフなどは今までと比べてもかなり強靭で重厚感があり、
踊れるアルバムでありながら、ゴリゴリのロックサウンドにも浸れる良いとこ取りのアルバムになっていると思う。
兎に角、イマイチな曲が無い!
メロディーもかなり開けている。先行シングルにも負けないほど前のめりなメロディーの応酬。
しかしバランスに関しても抜群でミドルテンポの楽曲を合間合間に挟んでいる構成で
個人的には今までで一番聴きやすかった、と思った。メロディーが素直に頭に入ってくる。
近年の大人のロックから一転、再び派手でぎらついたロックンロールを
奏ではじめた印象のある最近のTRICERATOPS。自分は2ndが一番好きなのだが、それと並ぶくらいに早くも好きになった。
間違いなく傑作。未体験の方も是非。