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M&A最強の選択
 
 

M&A最強の選択 [単行本]

服部 暢達
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

M&A実務の第一人者が
最新ケーススタディで読み解く買収攻防の最善手

M&A実務の第一線で数々の実績を残してきた著者による、最新のM&Aケーススタディ。日本企業をめぐる買収・合併・事業再生案件の悪手・善手を鋭く指摘し、現行商法および新会社法の問題点にもシビアにメスを入れた。取り上げた実例は、ライブドアとニッポン放送・フジテレビの攻防、UFJ・三菱東京と三井住友の攻防、カネボウとダイエーの再生、リップルウッドによる日本テレコム買収、三菱自動車再生におけるB種優先株発行、ニレコの新株予約権に対する差止請求、スティール・パートナーズによるユシロ化学・ソトーへのTOB、川崎製鉄とNKKの合併(JFEの誕生)など。経営者、ビジネスマン、金融関係者必読の一冊。

――世の中で騒がれているM&A現象は、資本市場の特性と会社法や証券取引法、税法の理屈に照らし合わせてじっくり考えてみると、マスコミがはやし立てている内容とはずいぶん違った本質が透けて見えるものである。企業の経営者は常に、ことの本質を鋭く洞察し、常に自己の株主価値を増大させる正しい選択を瞬時に判断し続けなければならない。そういう意味で、M&Aという課題は経営者にとっては格好のトレーニングの場である。(本書より)

内容(「BOOK」データベースより)

M&A実務の第一人者が最新ケーススタディで読み解く買収攻防の最善手。

登録情報

  • 単行本: 256ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2005/12/22)
  • ISBN-10: 482224489X
  • ISBN-13: 978-4822244897
  • 発売日: 2005/12/22
  • 商品の寸法: 22 x 16 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By inofam
形式:単行本
楽天とTBS、村上ファンドと阪神電鉄、夢真ホールディングス等最近の事例を実務家の視点から解説をしてくれている本です。新聞等のマスコミに書かれている内容と対比して読むと、当事者の発言の裏に隠されているものが判る気がします。また最後の章では、来年施行される新会社法の中でM&Aに係るものを説明してくれています。今後会社法の施行までに色々な記事が新聞等に掲載されますが、M&Aに関しては焦点を絞って記事を読むことができます。会社法が施行されたら、実務家の視点で再度本を書いていただきたい位です。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
服部三部作の最新版。マルチプルによる株価算定に関する服部M&A理論はここにある。「典型的な日本企業のマルチプルはだいたいこんな感じ、WACCもこんな感じ」っていう説明の仕方は、『なんて適当なんだろう。』って違和感を覚えるかもしれないが、その倍率やWACCを念頭において、実務の現場に臨んでみると、なんと「いい塩梅」に株価が算定されることか驚かされる。服部氏の長年の実務家としての経験から「身体に染み付いた」株価の感覚なのであろう。実務家の感覚は、ファイナンス理論よりも妥当な結果を導くことが多い。

また、敵対的買収防衛策の説明も充実している。服部M&A理論を理解して、以下のように思った。

防衛策が議論されるときに、「企業価値の最大化に資する買収提案」があ〜だ、こ〜だと議論されるが、「企業価値の最大化」の意味が曖昧すぎて、世間一般の人達はちゃんと理解できていない。売り手側にとっての「企業価値の最大化」とは、いま保有している株式が最も高く売却できることである。会社そのものが将来成長しようが価値が高まろうが、株式を売ってしまった後は買い手側の問題であろう。

経営者や従業員に対して“敵対的”な買収を実行したスティール・パートナーズが、仮に買収に成功して株式を取得したとしよう。その後、経営者や従業員の反発によって企業価値が高まらず、株価が下落したとすれば、その損失を被るのは、まさに株式を保有するスティール・パートナーズ自身なのである。それでも敵対的に株式を買い取りたいというならば、いいではないか。売り手側は、「企業価値の最大化」すなわち自分が保有する株式が高く売却できることだけを考えれば十分である。短絡的に買収を阻害するのではなく、スティール・パートナーズの提案する買収価格をいかに吊り上げるかに注力すべきであろう。

日本の経営者はその点を理解しているのか。

MBOが企業価値向上に資するスキームって言っても、その企業価値は買収者の一人である経営者と資金提供する投資ファンドが保有する株式の価値を高めて転売時のキャピタル・ゲインを増大させるだけの話しであろう。つまり、MBOの際に売り手となる既存の株主にとっては、何ら無関係な話しである。むしろ、「今のままでは株価は、これ以上、上がらないので、高いプレミアムを付けてくれる投資ファンドに売ってしまいましょう。これは最後のチャンスですよ。」って言ってくれたほうが、まだ理解しやすい。

とかく「企業価値の最大化」って曖昧な言葉を振り回す日本の経営者が多いが、やめてほしい。「誰が持っている株式の価格を高めるのか」、その点を明確にして話しを進めてほしい。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
読むならやはり今が旬だと思います。

最近世間を騒がせたM&A案件や、新会社法を含む現在の法制度に対するかなり高度な批評が展開されていて、個人的にはただ感心するばかりで、M&Aのアドバイザーとは本来このレベルまでの助言ができなければ価値はないのではないかと思いました。

企業価値評価に関しては、細部に固執するばかりでなくこれまでの実証研究などからおおよその勘所を持っている。買収防衛策に関しては、法制度を十分に理解したうえであらゆる選択肢を想定し、本当に何が効果的なのかを議論することができる。M&Aにより売り手も買い手も株主価値を増大させることができるかどうかということに主眼を置いている。などなど・・・。M&Aアドバイザーはかくあるべきというのを思い知らされた一冊でした。
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