「渡辺美里」といえば「My Revolution」。その「My Revolution」を含めた、美里が最も輝いていた時の2枚組CDです。
このアルバムをリリースした当時の美里と、当時の同世代の「気分」とがリンクしているとも言えるのですが、今聴いてもそれは色褪せることはありません。なぜなら、誰もがこの「ティーンエイジ」という世代を通り過ぎて行くのですから。
このアルバム「Lovin' You」は、多感なティーンエイジの総括として、日本のポップアルバムの最高峰のひとつと思えるほどの佳曲揃いですが、一曲だけ是非聴いて欲しいのは「嵐ヶ丘」です。
どのベストアルバムにも未だに収録されていません。しかし、この曲を美里のベストソングとする人は、決して少なくないハズです。
「死」を扱った詩のテーマはかなりシビアなものですが、時代の空気に魂を込めた美里の歌唱が、実にストレートに伝わる「名曲」です。
ぶっちゃけ、このアルバム以降の美里の楽曲は、時代とのリンクを鮮明にするよりも、美里個人の世界を唄うことが多くなりました。美里の楽曲よりも、時代の流れのほうがダイナミックすぎたのかもしれませんね。