R. Kellyの10作目となるオリジナルアルバム"Love Letter"。
まずCDのジャケット写真を見て、Little Stevie Wonderのコンピでも発売されたかと思う位、Stevie Wonderそっくりで驚いたというのが第一印象。
どうやら、このアルバムはR. Kellyが、昔のソウルミュージックのエッセンスを存分に取り入れた内容というのを聴いて、そのジャケットにも納得。
ファーストシングルとして発表された"When A Woman Loves"も、Percy Sledgeの"When A Man Loves A Woman"を意識した楽曲だと思うし、その他にも、Michael Jacksonを匂わすような歌唱であったり、Marvin Gaye & Tammi Terrellそっくりなデュエット曲があったり、なかなか面白い。
ただ、単なるパロディで終わらせないのが、優れたプロデューサーであるR. Kellyだからこそ。
古いソウルの特徴を入れつつもしっかりと完成度の高い「R. KellyのR&B」として仕上げている。
ここ近年の彼のアルバムの中でも、最も良い出来だと思うし、2010年の様々なアーティストが発表したR&B作品の中群においても、キラリと光る名作だと思う。
アカペラで歌う"Love Letter Prelude"から、軽快なビートと美しいメロディが光るタイトルソング"Love Letter"。
そして、ちょっと切ない雰囲気が漂う"Number One Hit"。
この1〜3の流れは本当に「極上」だと。
他にも、個々に光る名トラックが多いし、ボーナストラックとして収められている、Michael Jacksonに提供した"You Are Not Alone"のセルフカバーも感動的。
改めて、R. Kellyが好きになる、そんな素晴らしい作品だと思う。