しかも2枚組でのリリースですから聴き応え十分の大傑作と言ってもいいですね。
INIの方は今回のリリース前に既にプロモやブートなどで出回っていたのですが
そのどれもが曲順が違ったり、Life I LiveとSquare Oneのピッチが間違って
速くなっていたりしたのですが、それがきちんと修正されてますし、音もブートより良くなってます。
ただ曲順はブートCDと同じ曲順のままでピートがソロ契約でRCAからソロアルバム発売時に
プロモで出していた物とは違いますね。
タイトル曲Center Of Attentionを始めサンプリングネタのチョイスも絶妙で
こんなにかっこいい作品は他にないといってもいいくらいですね。
シングルで出ていたFakin Jaxが全てを物語っているというか
色んな音がまるで万華鏡のように混ざり花開く、といった感じで見事な完成度です。
Step Upはホテルの館内BGMみたいな曲使って、それがこんなにかっこよくなるかと脱帽です(笑)
それから全く聴いたことがなかったのがDEDAのアルバムですが、
1曲目だけはブートか何かで聞き覚えがあったのですが、
Pete Rock & CL SmoothのSearchin’似のトラックでこれまた格好いい。
2だけR&B色の濃い曲で女性ボーカルが入って曲の雰囲気も他とちょっと違う曲です。
あとビートナッツ"Props Over Here"似の(というか同じDonald Byrd"Wee Tina"サンプリングですが)
(6)や A Tribe Called Quest "Jazz(Re-Recording)" に似た(9)などもありますが
アルバム全体としてはおそらく94〜95年辺りにレコーディングされた物だと思われます。
一番いい時期に録られた作品ですね。
上記の説明にあるようにピートロックが自身の所属していたエレクトラレコードの傘下に
ソウルブラザーズレコードを設立して、そこからデビューさせる予定だったようですが
INIはシングルFakin Jaxが96年に12”とCDシングルでリリースされていました。
ところがレコード会社に売れないと判断されたのか、アルバムが出なかったという経緯があります。
第2弾でDEDAも出す予定だったんでしょうね。
時々色んなアーティストでお蔵入りになるアルバムってありますから
こういう形で正式にリリースされたのは運がいいというか非常に嬉しい限りで
いやホント無事に出て良かったなと思います。BBEよくやったと拍手喝采です。
強いて言うならクレジットが詳しく書かれていないブートに近い仕様なので
ジャケットも含めてその辺をもう一工夫してくれれば良かったんですけどね。
いずれにせよヒップホップリスナーは必聴です。