●ドリー・パートンの歌には欠かせない、ドブロギターサウンド。バックをつとめていたドブロギターの名手 Jerry Dougla のドブロ曲ばかりのCDです。ケンタッキーのアパラチアの山のブルーグラスの向こうに、アイルランドの緑の山並みが重なって見えるような美しいハーモニーのあるサウンドばかりです。ジャズもあるのですが、オープンGのチューニングから奏でる音に、古いケルト音楽の息づかいが聞こえるから不思議ですね。●今まで伴奏楽器として扱われていたドブロギター、パブロ・カザルが独奏音楽(楽器)として進化させたように Jerry DouglasとRob Ickes が、新しいドブロミュージックを開拓しました。二人とも、完全にジャズとも一緒に生きてきた世代ですから、カントリーやブルーグラスだけではなく、ジャズの曲でも、ドブロが借り物ではなくイキイキとスライドしています。(暇な時は、カントリーのミュージシャン達はジャズのジャムセッションをしていると聞いています。●スチールギターやブルースのスライドギターとはひと味違った、ドブロの音楽です。もう一人のドブロ奏者であるRob Ickes は、美しいサンフランシスコの町に立ち、Jerry Douglasは、ケンタッキーの土に立ちつづけている。そんな違いです。