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A Long Way From Chicago: A Novel in Stories
 
 

A Long Way From Chicago: A Novel in Stories [ペーパーバック]

Richard Peck
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

『英語ペラペラキッズ(だけにじゃもったいない)ブックス』 より

大都会シカゴに住む兄妹ジョーイとメアリ・アリスが、夏休みを過ごすため田舎の祖母を訪ねる。田舎なんて死ぬほど退屈だというふたりの予想は大きく外れる。
大柄で、性格も型破りな祖母は、町の秩序を守るためには、銃はぶっ放す、とんでもない大嘘はつく、法律なんてまったく無視、とじつに豪快。はじめての死体、ネズミ入り牛乳など、彼女の周りには、常に大事件が勃発する。
1929年から1935年までふたりが『シカゴよりもこわい町』(本書の邦題)で祖母と過ごした7つの夏の物語と、1942年にジョーイが出征するときの祖母の思い出の、合計8つの物語で構成され、ジョーイが年老いて昔を振り返って語る形式になっている。活き活きとした表現と描写で物語に引き込まれる。(み)
Copyright© ペイパーウェイト・ブックス All rights reserved.

出版社/著者からの内容紹介

【ニューベリー賞オナー受賞・全米図書賞児童書部門最終候補・第49回産経児童出版文化賞入賞】
嘘はつく、銃はぶっぱなす。そんな田舎のおばあちゃんを訪ねていくと、毎年必ず何かが起こる! 僕らが初めて見る本物の死体や鼠入り牛乳。正義のためなら手段を選ばぬ祖母と過ごした、痛快かつ心温まる夏の思い出。

--このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • ペーパーバック: 176ページ
  • 出版社: Puffin; Reprint版 (2000/10/1)
  • 言語 英語, 英語, 英語
  • 対象: ヤングアダルト
  • ISBN-10: 0141303522
  • ISBN-13: 978-0141303529
  • 発売日: 2000/10/1
  • 商品の寸法: 19.7 x 12.9 x 1.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 洋書 - 39,445位 (洋書のベストセラーを見る)
  •  カタログ情報、または画像について報告


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形式:単行本
 ごくごくたまにないですか?読み始めた瞬間に「絶対この本好きになる」って、確信を持てる本。ピンとくる、ってやつです。私にとって、この本はそんな一冊でした。
 禁酒法の時代のシカゴ、アル・カポネが勢力を振るっており、マシンガンの別名は「シカゴのタイプライター」。そんなシカゴより怖いのはこの町、祖母の住む片田舎。

 この恐ろしさの所以は、祖母によるものです。まず第一にでかい。田舎町であるにも関わらず、近所づきあいを拒む。愛想がない。手段を選ばない。嘘をつく、それも派手に、そして結果をほくそえむ。所有地に入り込む。ショット・ガンをぶちかます。

 好きになりそうでしょ?でも本を読み終えた頃には、最初に想像してたよりも、もっとおばあちゃんを好きになってるはずです。妹のアリスも、話が進むごとに将来の祖母を思わせる小粋なキャラとなっていきます。
 あっという間に読んでしまい、最初の直感どおりこの本は私の「心の友」になったのでした。

このレビューは参考になりましたか?
17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 耀
形式:単行本
 アル・カポネなどのギャングがはびこる大都会シカゴで育った少年ジョーイと妹のメアリ・アリスは、1929年から1935年まで、夏がくるとイリノイ州中部の田舎で暮らす祖母を訪れた。

 最初、都会っ子の二人からすれば、祖母の住む田舎町は退屈なところに見えた。だが、大柄でショットガンを振り回す豪快な祖母が、次々と巻き起こす騒動に、二人はすっかり圧倒される。とんでもない嘘はつく、法は無視する、といささか乱暴なやりくちで、町の秩序を守っていく祖母の姿に、引き寄せられて毎年足を運ぶのだ。

 本書は、7つの夏のエピソードと1942年に軍隊輸送列車に乗って出征するジョーイを見送る祖母の姿を描いた8つの章からなり、今や当時の祖母の年齢を超えてしまったジョーイ老人がその思い出を回想する形になっている。

 祖母なりのやり方で豪快に正義を貫く様子は読んでいて、とても小気味がよく、同時にどこかノスタルジーを感じさせる魅力的な作品に仕上がっている。

 また、訳文がとてもすばらしく、機会があったら、ぜひ原書と合わせて読むべきだと思う。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ひこ・田中 トップ100レビュアー
形式:単行本
 都会のシカゴに住む兄妹、ジョーイとメアリー・アリスは毎夏、田舎町の祖母の家で過ごします。最初の年が一九二九年、ジョーイが九歳、メアリが・アリス七歳。最後の年が一九三五年、一五歳と一三歳。時代背景は、大恐慌(一九二九年十月)が起こる年から続く不況期。彼らは、子ども期から思春期へと移り変わっていく年齢です。
 ひとり暮らしの祖母は、自分の暮らしに町の人が入り込むのを好まず、町のことは、どうなってもあたしは知らないと常々言っています。ならば、一切の交際を絶って、孤独に生きているのかと言えば、そんなことはありません。計七回の訪問でジョーイたちが体験するのは、祖母が人々とどう付き合っているのかというドラマです。
 最初の年、ショットガン・チータムと呼ばれる孤独な老人が亡くなったとき、その名前に何か物語を求めて、都会から新聞記者がやってきます。都会人の娯楽のために田舎で変わったエピソードを求めるその発想にカチンときた祖母は、老人を英雄にでっちあげ、うまく記者をごまかしてしまいます。ある年は他人の家のトイレや郵便受けをぶっ壊して回る若者たちを、自分の家に泥棒に入るようにし向けて、捕まえます。またある年は大恐慌で増えた放浪者を、町の有力者たちが追っ払おうとしますが、彼らの恥ずかしい秘密を握っている祖母は、困っている人たちに堂々と食料を振る舞います。働いたお金を母親に巻き上げられている娘を駆け落ちさせたときには、鉄道事故で死んだ男の幽霊の噂を利用して列車を止めて、それに乗せます。抵当物件として銀行に家を取られた未亡人のためには、その家にリンカーン大統領が訪れたことがあるという噂を広め、更地にして倉庫を建てようとする銀行家の思惑を阻止し、抵当権まで放棄させます。「それは取引じゃない。恐喝だ
」と嘆く銀行家に、祖母はケロリとして応えます。「どう違うんだい?」。
 祖母は、権威や権力を笠に着ている人々を嫌悪しています。とはいえ真正面から対決しても勝ち目はないことも分かっていますから、時には嘘をつき、大ぼらも吹き、必要ならば銃もぶっぱなすことも厭いません。一見なんだかとんでもない人のようですが、それが彼女なりのルールやモラルなのです。それを決して曲げないことが祖母のプライドです。
 彼女は偏屈ですが決して人嫌いではありません。口は悪くても孫たちのことが大好きです。そんな祖母と短い夏を過ごしながら子どもたちは、一人の大人の生き方を知っていくわけです。
 子どもに接するとき大人は、社会のルールを教えようとして、型どおりの正しいことを言いがちですが、この祖母のように自分の生き方を堂々と見せることもまた、大人から子どもへの大切な贈り物なのです。
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