再結成以来、ツアーは延々と繰り返されてきましたが、新曲は「ホール・イン・ザ・ワールド」の1曲のみ。曲自体の出来は今一歩で、(ちょっと言い方は悪いですが)レターメンのようなコーラスグループが演りそうな曲で、イーグルスにはもう期待できないかなと正直思ってました。出る出るといわれた新作は、延期を繰り返し、やっとでた本作。期待半分で聞き始めましたが、ここ数年の悶々とした不安は完全に拭い去り、やはり彼らは超一流のグループであることを見事に示してくれました。アカペラの小品(メッセージは重いんですが、)1からJ.D.Southerのカバー曲2までの流れが、初期のカントリーフレバーたっぷりのイーグルスを思い起こさせ、比較的軽めにDisc1が終了。タイトル曲からはじまるDisc2は、逆に後期の重々しい雰囲気をたっぷり含み、あえてこのアルバムを2枚組にした意味が明確に伝わってきます。それにしてもタイトル曲の完成度はすごい。彼らが常に期待されてきた「ホテルカリフォルニア」のレベルをクリアし、今のイーグルスを見事に表現する出来だと思います。28年ぶりの新作ということで、リバイバルブームに乗って、オジサンたちを喜ばせているこのアルバムですが、いえいえそんなレベルで語れるアルバムでは決してなく、現役のロック少年たちにも十分刺激的なアルバムです。今後の期待もこめて「ウェルカム・バック イーグルス」と叫びたい気持ちで、一杯です。(このアルバムのツアーはぜひ見てみたい)