傑作アルバム「セブンス・ソジャーン」から十年。このアルバムの3年ほど前に出した復帰作「オクターブ」は全くの期待はずれで、さらにオリジナルメンバーで、グループのシンボルでもあったメロトロン奏者マイケル・ピンダーの脱退と、いよいよムーディーズもダメかと思われた'81年。3を先行シングルに、1ではさらに大ヒットを飛ばし、見事な復活劇を見せました。後釜のキーボードには元イエスのパトリック・モラッツ。当時は復活に一役かったことで評価されましたが、いつの間にか脱退。グループも以後、この作品を越えるアルバムは発表できませんでした。実はこのアルバム、プログレにカテゴライズされていた過去や、ノスタルジックなジャケットの真中上部に写る宇宙船のためか、日本盤は発売当初「天海冥」という訳のわからんタイトルで出回ってました。その後ヒット作The Voiceを意識した「魂の叫び」に変わりましたが、個々の曲のタイトルも意味不明のものばかりだったように記憶しています。グループのキャリアを考えると最後の一花的なアルバムですが、この作品があったから現在も細々と活動できているのかなと思います。