このアルバムが出た当時、批判の嵐の中Jamesが「10年かそれ以上経てばこのアルバムの良さが分かる」とインタビューで語っていた(記憶がある)。
負け惜しみにしか聞こえなかった。
当時はKing Nothingが格好良くてそれなりに聴いたが、やはり以前のアルバムが好きだった。
あれから16年、このアルバムは音が丸いか?軟派か?久々に聞いた結論は「ノー!」。
歌心とロックをここまで融合させたのは正直凄いし、個人的にはReloadよりは遥かに上。あれは残り物的な感じ。
ヘッドバンギング出来るかどうかという観点では、このアルバムはダメだと思うが、音の作り込み方が違うだけで3rdあたりとエッジの感覚はさほど変わらない。
実際3rdはそこまで尖っていないが、複雑な曲とスラッシュぽい雰囲気、どこか北部ヨーロッパ的な空気が名声を高めていると思う。
発売当時Jamesが言っていた言葉を思い出し、やはり彼らは天才なのだと思った。
ようやく彼らの15年前の感覚に追いついた。
体だけではなく心でも感じる音楽。
Death Magneticでは少し懐かしい雰囲気を纏った彼ら。遊び心が溢れていて良かった。
次は何を見せてくれるのか。
裏切られる楽しさを、裏切らないでほしい。