FM放送番組『キング・ビスケット・フラワー・アワー』の倉庫から第4期ディープ・パープルのステージを完全収録したマスター・テープが発見された。検証してみると1976年2月27日カリフォルニア・ロング・ビーチ・アリーナ公演のもので、ドラッグをやめて治療に専念していた絶好調の状態であるトミー・ボーリンの凄まじいプレイ、グレン・ヒューズの唸る重低音ベース、ジョン・ロードのテクニカルなキーボード、安定感があり迫力のドラミングのイアン・ペイス、あいかわらずソウフルなヴォーカルであるデヴイッド・カヴァデイルの計5名がフル・パワーでこなしている最高のステージが再現されていた。そこで2枚のCDへ完全収録して発売したものが当アルバムである。
第4期ディープ・パープルで、これほど5人のアンサンブルがしっかりと安定感があって迫力あるサウンドと演出をしているライブ・アルバムは過去になく、トミー・ボーリンも最初からフイナレーまで凄まじいギター・プレイの連続で圧倒される。ラストの『嵐の死者』は完全に強烈な唸りをあげている。この素晴らしいステージを収録した当ライブ・アルバムは名盤と言うべだ。
当初はDISC-2の(4)と(6)に1976年1月26日マサチューセッツ州スプリングフィールド公演と聴き比べできるよう追加収録した形式だが、当日のアンコール2曲を離して挿入した事は実に不愉快な仕様であった。
デジタル・リマスターで2009年に再発の米国盤で、スプリングフィールド公演の2曲を最後に収録した仕様(ライブ写真のジャケット)とアンコールの間に挿入した仕様(海賊盤で使用されたジャケット)の2種類がある。