おなじみ、と言うか、いつものというか、またかよというあのリンゴのオール・スター・バンドのライブ盤である。
今回のアルバムもこれまで同じく、間違いなく、聴いてて楽しいし、今回はあの人が、この曲がと、もちろんナツメロのオンパレードである。もったいないぐらいの豪華メンバーであり、贅沢な演奏である。
リンゴもいつもと変わらず快調であのドラムスも気持ちいいし、歌声もびっくりするくらいいい。是非ともまたまたの来日公演を乞い願う次第である。
でも、でも、一つ不安なのは、少なくともリンゴ自身はナツメロ歌手ではないのに、こんなライブ盤ばかりだと、もう終わった人、ナツメロ歌手と思われるのではないかと言うことなのだ。
おそらく元ビートルズの中では(一番長生きしているからと言う理由だけでなく)、一番オリジナルアルバムをコンスタントに発表している人なのだ。そして、最新作の「ワイ・ナット」に代表されるように本当にオリジナルなびっくりするほどクリエイティヴな仕事を、アルバムを出している人なのだ。であるのに、ライブというと今回のようなナツメロ大会モノを出してしまうのだ。
ソロ・スタジオアルバムとオール・スター・バンドとは違うと言うことか。いやあ、私のようなおじさんファンでもそんなことは考えない。単純になんでこんな昔の曲ばっかりなの?あのスンゲースタジオ作の曲を聴かせてよと思ってしまうよ。なんなら、オール・スターライブじゃなくて、ソロライブもやってよ。もっといやあ、近作だけの曲のライブアルバムも聴かせてよ、あのポールさえぶっ飛ぶようなヤツを曲をライブで聴かせてよ!となってしまうよ。
どうか、こういうところも踏まえて次のアルバムを期待します。
ホント、ビートルズの中心に陣取っていたのはこの人なのであり、つまり一番「華」のある人なのだ。うん。こういうすごい人のアルバムを次から次に聴けるのは「ありがたや!」とオーディオの前で合掌してもいいくらいの大事件なのだ。新興宗教が一つや二つ出来てもおかしくないくらいのことなのだ。
そういう所をご自身も踏まえて、ライブを、日本公演を乞うところです。ポールもお供につけてあげてもいいかもしんないね。どうよ、リンゴ!