まず本人も告白しているが、エリック・クラプトンのギタリストとしてのピークはデレク・アンド・ドミノスの時代である。最近のクラプトンは自分のお気に入りのサイドギタリストを起用して、ちょこちょこっとしたソロしかとらなくなってしまったが、(実際「クラプトンってあんまりギター弾かないじゃん」「どっちのギターがクラプトン?」って人けっこういますよね)このアルバムでは違います。
4ピースのごまかしのきかない状態で弾きまくり、声をからしながらもせつなげに歌うクラプトンはやはり上手いな〜と感動します。加えて、クラプトンが「生涯で最高のバンドだった」と語ったバックも超一流で、後にザッパバンドに加入するジム・ゴードンと70年代を通してクラプトンのサポートメンバーだったカール・レイドルのリズム隊はさらに演奏の底上げをしています。
初っ端からそれぞれ10分を超えるGot To Get Better In A Little WhileとWhy Dose Love Got To Be Sad?が凄い。ブルースナンバーのKey To The Highway、Have You Ever Loved A Woman、最近ではアコースティックでしか演奏しなくなったNobudy Knows You When You're Down And Downはボーカルもギターも切ない名演です。しかしそれら以上に凄いのは中間部にゴードンの手数の多いドラムソロが挿入されたLet It Rainでクラプトンのギターも凄まじい速弾きで弾きまくっています。
ちなみにこのライブは2日間の昼夜2回の計4回が録音されていて、内容の違うイン・コンサートも必聴です。
いつの日かこの4公演の完全版の発表をお願いします。