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曲目はあつらえたように有名曲ばかり。スロー、ミディアム、アップと変化に富んでいる。ジェームス・ブラウンの(5)が全体の中のご愛嬌になっていて、構成もよく考えられている。大胆なアドリブとスリリングなスキャットをまじえ、客席と一体になった熱い時間を楽しむディーディー。コーニーな4ビートジャズヴォーカルに飽き足らない人は、いちどかの女のライヴに足を運んでみては。このCDで。
アップテンポの4ビートジャズを聴くと「これぞジャズだ!」と胸が熱くなり、リラックスしたジャズヴォーカルを聴くと「う~ん、これこそジャズの醍醐味だ」などと勝手に満足しているのですが、ここで一つの不満が生まれます。
「アップテンポのカッコいい4ビートジャズをバックにしたヴォーカル」というのが中々見つからないのです。
ヴォーカルはプレイヤーの演奏スピードや即興演奏についていけないから‥と勝手にあきらめていました。エラのスウィングやアビーリンカーンの一部のアルバムで満足する他なかったのですが、この不満を一気に解消してくれるのが、このDEE DEEのライブアルバムなのです。
ヴォーカルが楽器と真正面から渡り合い、互角の勝負をしていて、カッコいいことこの上なし!高速スキャットでサックスのお株を奪うかと思えば、味のあるバラードで聴かせ、のりのりでジェームスブラウンまで披露してしまう。
それらが全て、ジャズをこよなく愛する彼女のスタンスから生まれるものだから、嫌味がなく、明るい無邪気さすら感じてしまいます。
「う~ん これぞジャズだ!」 お勧めです。
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