ドナ、確かもう結構な年齢の筈ですが・・・
本作のドナはそれはそれは瑞々しくパワフルで、当時のキレそのままにシャウトしてます。1曲目からほとばしるドライヴ感、曲の切り返しの素晴らしさ、そしてしっとりと歌い上げる情感篭ったバラードなど、全盛と思われていた70後~80年代を完全に凌駕しているのを感じます。特筆は7.If There Is Music Thereで、全霊を込めた歌いっぷりに感応したオーディエンスが曲の途中何度も拍手を贈っています(その様を観ている私も当然涙腺が緩んでいます)、改めてドナが「ディスコビートとコーラスとの同調性の良い浮揚感のある歌声」という、お飾り的なアーティストではない事を実感します。そして何より以前にも増して「綺麗」なのには目を見張ります。言い過ぎかもしれませんが、ディスコブームによってジョルジオ・モロダーと紡いでいた先鋭のサウンドに対する当時の過小評価から、昨今のビート隆盛による正当評価で再びメインストリームに押し上げられるまでの間、「時が止まっていた」ような感じすらします。ほんと、長年ファンをやっていた甲斐があります。
従いましてこの作品、懐かしヒット羅列の単なるディーバライブではなく、更なる高みへの進化の過程で放つ「キラメキ」であると断言できます。単純に「ホットスタッフ」が聴きたい、という動機でも構いません。それ以上の悦びをこのDVDはもたらしてくれます。英語字幕有、ボーナスで「I Will Go With You」のビデオクリップ&リミックストラック、当時のヒットチャートアクション、ディスコグラフィ、勿論5.1ch収録有でオーディエンスとの交歓も手に取るように伝わってきます
ただ、DVDの編集について残念な点があります。最後の曲の盛り上がりの部分でエンドクレジットを流し、まだ曲が終わっていない段階でロゴ画面に切り替わり、曲がフェードアウトしていきます。これ程素晴らしいコンサートでありながら最後の余韻に浸ることなく観ている私達の心情を完全に無視したVH1の編集には憤りを覚えます。が、それを差し引いても評価自体全く変化無しです。最高のステージであることに変わりはないのですから
星はいくつあっても足りませんよ!!!