現役最高のハモンドオルガン奏者ロニー・スミスのトリオを従え、溢れる歌心とグルーヴを聴かせる矢野沙織の新作。
リハーサルで初めて顔を合わせたロニー・スミスは彼女の演奏に驚嘆、盟友ルー・ドナルドソン(as)に電話をかけ、
「日本から来た20歳のサックス・プレーヤーの女の子とレコーディングしてるんだが、おまえが20歳だった時よりうまいぞ」と興奮気味に話していたとか。
これまで一貫してチャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーに代表されるビ・バップを追求、彼らのオリジナル曲や、
好んで取り上げたスタンダードなどをレパートリーの中心にしてきたが、今作では、バート・バカラックや荒井由実の作品も取り上げ、絶妙の歌い回しで新境地を拓いている。
ビ・バップのニュー・スタンダードとも言うべく、オリジナル2曲も収録。
愛器“ヴィンテージのコーン製26M”の奥行きある独特の音色が冴えわたるナンバーの数々を聴くことが出来る。
Special Tribute Trackとして、今年生誕70周年を迎えた不世出の天才シンガー、美空ひばり17歳時にレコーディングされた『A列車で行こう』の歌唱と、
20歳の矢野沙織が時空を超えて共演するという夢の企画が実現。
ベティ・ローシェばりのスキャットを聴かせる美空ひばりのアドリブに絡む矢野沙織のアルトも聴き物。若き才能の邂逅をお聴きのがしなく。
【曲目】
1. My Baby Shot Me Down(Saori Yano)
~東京国際シネシティ・フェスティバル2007テーマ曲
2. Split Kick (Horace Silver)
3. (They Long To Be) Close To You(Burt Bacharach)
4. She Rote(Charlie Parke)
5. Velvet Easter(Yumi Arai)
6. Boplicity(Cleo Henry)
7. Pardon Lucy((Saori Yano)
8. K.C. Blues(Charlie Parker)
9. Danny Boy(Irish Folk Song)
★Special Tribute Track★
Take The A Train with Hibari Misora
A列車で行こう with 美空ひばり
【参加ミュージシャン】
矢野沙織(alto sax)
ロニー・スミス Dr. Lonnie Smith(Hammond B-3)
ピーター・バーンスタイン Peter Bernstein(g)
ルイス・ナッシュ Lewis Nash(ds)
『A列車で行こう』のみ金子雄太(org)、細野よしひこ(g)、小松伸之(ds)参加、
2007年10月3日東京・MITスタジオ