パーティーには黒い服…というセオリーを生み出したのは間違いなくココ・シャネルその人で、ドレスというとゴテゴテと着飾られているというイメージを一蹴してしまう程のシンプルにしてエレガンスなブラックドレスを世に送り出した、現代屈指のデザイナーだと思います。
本書では彼女の提案した数々の洗練美を纏ったセレブリティが競って美しく登場します。ココ・シャネルに気に入られた希有な女優ロミー・シュナイダーは出演映画やプライヴェートでもシャネルの衣装を着用しており、彼女の颯爽としたセクシーさをより華麗に引き立てていたと思います。(【ボッカチオ’70】【太陽が知っている】などで着用)また【去年マリエンバートで】という美しいフランス映画で主演のデルフィーヌ・セイリグが着こなすレースと羽を多用したシャネルのドレスは素晴らしく、不条理で不思議な世界をさらにミステリアスかつ妖艶に彩っていました。その他マリリン・モンロー、マレーネ・ディートリッヒ、オードリー・ヘプバーン、ジャンヌ・モローなど数々のミューズ達が魅力的なブラックドレス姿を次々と披露します。
イヴ・サンローランのミューズであるカトリーヌ・ドヌーヴが、カメリアのコサージュのみのシンプルでキュートなシャネルのドレス姿で飾った表紙は必見!