ライオネル社がGゲージ鉄道模型から撤退後も、Gゲージと同じ軌間の1番ゲージに準拠したサイズの玩具を販売していてこのポーラーエクスプレスもそのラインナップの中の一つです。あくまで玩具でレールはプラスティック一体成型、動力は単2電池、プロポーションは長さ方向に短縮デフォルメされディテールも雰囲気重視で厳密なものでは有りません。特に機関車は劇中でバークシャー型であることが言及されているにもかかわらず従台車が変更されてミカド型に変わってしまっています。これら玩具化にあたり変更された箇所を不適当と捉えると出来の悪い玩具になってしまいます海外の方のレビューで低評価をつけている方はその点を重視されているようです。しかしそれらを忠実に製作して価格を高くして、長い全長で扱い辛い機関車・客車、それらが曲がれるカーブ径にして大きくて一般的な部屋に引けないレール、にするのは玩具として不適当過ぎます。価格や手軽に遊べるサイズを考えると今のままで妥当な内容だと思います。ただし耐久性は高いとは言えません。一例として機関車のエンジンとテンダーを自連タイプのダミー連結器と電源用プラグで繋ぎますが、自連は持ち上げるだけで外れますがプラグは抜けずに細いコードがテンダーの重さに耐えられず断線します。幼児の取り扱いには十分な注意が必要です。厳しいことを言えばもう少し作り込んで欲しいところですが、比較的安めな価格と扱いやすさと両立するギリギリの大きめなサイズ、など玩具として十分成り立っています。ポーラーエクスプレスが大好きで所有してお部屋を走らせたいと思ったら買って損はないと思います。海外では別売りレールや別売り充電池などのオプションがあります。アメリカのアマゾンから購入できる事もあるようなので気になる方は御覧下さい。
なお3線式Oゲージ鉄道模型はライオネル社の本来のメイン商品でポーラーエクスプレスだけでも大量の商品が出ていますが、日本のアマゾンで購入できるセットは最もビギナー向けの超お買い得セットで本来は大変高価なものです。例えばセット用の機関車とは別物のばら売り用のポーラーエクスプレス牽引蒸気機関車No.1225だけでメーカー希望小売価格979ドル(http://www.lionel.com/Products/Catalogs/Christmas_09v1/index.cfm)です。