本書はカーネルとデバイスドライバがお互いにやりとりする仕組みを主に説明しています。
その仕組みは非常に複雑です。本書ほど広範囲にその仕組みを扱っている本はないでしょう。
具体的なデバイス(USB,PCIなど)については入門程度のことしかかかれていませんが、
実際にデバイスドライバを書くにはLSIの仕様書(たいてい英語)を自分で読むしかないことに注意しましょう。
今のLSIの仕様書は何百ページにも及ぶものが多くなり簡単にはいきません。
本書の欠点ですが、
1.文章だけで説明し過ぎている(オライリー全体に言えることですが)
2.文章が微妙。しばらく考え込んでしまう文章が多い(翻訳の問題もあるが、原文もあまり良くないと思われる)
これらの問題のため本文だけで600ページ近くもある本書の読破はかなり困難です。
私的にはソフトバンククリエイティブ社の「Linuxデバイスドライバプログラミング」を読むことをお勧めします。
本書はその後でもよいと思われます。