仕事上必要に迫られてLinuxのカーネルの勉強をしなければ
ならなくなったが、Linuxのカーネル解析、といえば、とんでもなく
マニアな世界、、、よほどの好き者じゃないと手を出さない領域。
よって、こんな本を書いている人も超オタクで、読んでる人の立場なんて
これっぽっちも考えず、自分の書きたいことだけ書いて悦に入っている
ような人、という先入観がありました。ですが、結果から言うととんでもない
偏見でした。本当に申し訳ない。
たまたま自分の知識レベルにジャストフィットしていたこともあるのかも
しれませんが、とにかくわかりやすい。
文章は平易で易しいし、必要十分。テーマの取捨選択も実に適切。
技術レベル、知識レベルも申し分ないですし、なにより読者の立場にたつ
想像力と姿勢、それを具現化する文章力。どれもが優れています。技術
ライターとして希有な方です。
決してバカ売れするようなテーマではないにもかかわらず、丁寧にまとめ
上げられたこの本を読んだときには著者の良心に感動すら覚えました。
すっかり著者のファンになりました。
これから技術書を買うときは、まずこの方が書いているかどうかをチェックして
から買いたいと思いました。すばらしいです。