大自然のように奥行きがあり、物語が感じられる音楽。一曲目"Man facing north"は、ナナ・ヴァスコンセロスの驚きに溢れた演奏が光る、とってもかっこよい曲。これ一曲だけでも買いです。ジミー・ハスリップが、いかにも彼らしい硬質なベース音でソロをとる! う~ん。最高です。"Like a river"。これは、ワルツですね。不思議な感じのワルツ。綺麗です。ラッセル・フェランテのピアノソロが身悶えする程良いです。"Dewey"は、マイルス。たしかにマイルスのリズム。でも、ティム・ヘイゲンスのミュートにはもうちょっと粘着力があって、そこが一味違った味。"Azure Moon"のコーラスは、なんとなくPMGのコーラスを思い出すような感じで、スタイリッシュなサウンドとフィットしてます。"Suenos"は比較的ストレートなジャズになってますが、何と言ってもオープンホーンでソロをとるティムと、ボブ・ミンツァーのソロ。ガッツが感じられてすばらしい! "1998"は、ボブのバスクラと、ウィル・ケネディのミステリアスなドラムのフィーリングがなんとも言えない世界。ここでもティムがイマジネイティブなソロをとってます。アルバム全体に不思議なオーラが感じられ、色で言えば薄い青っていう感じでしょうか。エレガントですね。ラッセル・フェランテの貢献度が大きいと思います。最後の曲"Solitude"がこのアルバムの雰囲気を良く表していると思います。ちょっとマイナー調で美しい曲。ナナだと思いますが、ヴォイスが綺麗。彼らの作品の中では、かなりオススメ。後半は、特にジャズってて盛り上がるよ~! ちなみに、この作品は、故ジェフ・ポーカロに捧げられていてそこも印象的。ジェフ・ポーカロが入ったイエロージャケッツというのも、そう言えば聴いてみたかったな。