リマスターされて、音量・音質共に改善されました。
・マイケルの歌が聴き取りやすくなった。
・ギターの音色がクリーン中心から、少しずつ歪みを加えるようになった。
など、ここからR.E.M.は第2章に入っていく記念碑的作品です。
Disc1が素晴らしいのは勿論なので、Disc2について書き記したいと思います。
前作「
Fables of the Reconstruction」のリマスター盤も、ボーナスディスクはデモ音源でした。
こちらは演奏に力がこもった感じではなかったので、デモの域を超えませんでした。
しかし今作のデモ集は、演奏に勢いがあり、録音状態も良いのでスタジオライブを聴いているみたいです。
確かに完成版と比べると、まだ詰めきっていない箇所(特にボーカル)もあります。
・Aメロが完成版と違っていたり(1)
・2番以降は、歌ってなかったり(10)
・歌メロ外したり(18)
などなど。
でもこの音源で注目して欲しいのは、ピーターバックのギターとビルベリーのドラムです。
ピーターのギターは、完成版だといろんな楽器や複数のギターを重ね録りしているせいか特にコード弾きで輪郭がぼやけてしまって、何を弾いているのか分かりづらくなっていました。
しかしデモ音源だと多くて2本くらいなので、ピーターのクリーンな音色のアルペジオ、鋭いカッティングが堪能できます。
完成版だと「Underneath The Bunker」はパーカッションが、「Swan Swan H」だとアコギが伴奏の中心になっており、ドラムは目立っていません。
しかしデモ音源はドラムが目立っており、ビルは結構複雑なことやっています。
このように、曲の完成度を優先するために削ぎ落したバンドの演奏の魅力がこのディスクにはいっぱい詰まっています。
ちなみに3、5、12、13、14、16、17、18曲目がB面曲・未発表曲です。
Bサイドアルバム「
Dead Letter Office」やベスト盤「
Best of the Irs Years 1982-1987 (Bonus CD)」に入っている曲もありますが、テイクは違うようです。