バンド名(レズ・ツェッペリン?レッズ・ツェッペリン?)から想定されるとおり、女性陣によるZepのカバー・アルバム。弟1印象としては「悪くない」、あるいは「背に腹」といったところか...。
8曲中6曲がカバーだが、アレンジ面での独自の解釈はなく、本家の手癖まで真似たいわゆる完コピ(完璧コピー)。Zepは演奏者としての個性があまりにも強すぎて、今までのカバーやトリビュート物はどれも中途半端にZepワールドを採り入れたような感があり、どうしても違和感があった。しかし、本作は開き直って徹底的に真似てくれて単純明快。演奏もうまく、気になるリズム・セクションも、ミキシング技術の発達により女性とは思えないパワフルな音づくりとなっている。唯一、「ロックン・ロール」のイントロと途中とエンディングのドラム・ソロと「カシミール」のバス・ドラが気に入らなかったが、「オーシャン」の3連符ダブルのバス・ドラはカッコよかった。オリジナル曲のトラック3、6はインスト・ナンバーだが、これもZepの雰囲気満点で悪くない。
熱烈なZepフリークであれば聴く価値はある。若い人なら、本家よりこっちの方が好きだという人がいるかもしれない。