映画本編の方は、映倫の介入や、ハリウッドでリメイクされたりと話題は
結構豊富。
特に問題のあのシーンについては、どうやら色々な解釈を呼んでいるらしい。
エリは少女だったのだろうか、それとも。。。
幸い、映倫処理されていない本編を見ているが、エリはやはり。。。
原作は読んでいないのだが、映画的な解釈で言えばやはり。。。
ヨハン・ソデリクビスト氏による丁寧なスコア、魂が震えるような情熱、足元の暖かさが
恋しくなる恐怖スコア。
そして絶対的な孤独。永遠に続く孤独。生涯、エリ以外とは誰とも
分かち合えないオスカーの孤独。エリに罵られながらも、ただひたすら献身的に
血を追い求めるしかないホーカンの孤独。
生きていくには、ホーカンやオスカーを利用してでも生きていくしかないエリの孤独。
いや、この映画に出てくる人々が抱えるものは全て、孤独。
そうした映像に、このスコアは優しく寄り添うように存在する。
無論、恐怖系の音もバッドな音もある。
しかし、ここに出てくる人々の孤独を慰めるかのような悲痛なメロディーが
印象的。
それはシンセ・ストリングスではなく生のフル・オケだから、余計にデリケイトな味わいを
出すのであろう。
地味で、無名の少年・少女が出るホラー映画がこれだけ話題になったのだから
スコアも、もっともっと話題になって欲しい傑作だ。
オリジナル・タイトルは分かる人には分かる、分からない人は。。。ググって。
悲しい邦題に呆れる前に。
ジャケットのエリの表情に、このアルバムの音楽性の全てが凝縮されている。
何しろ、このシーンは例の重要なシーンなのだから。
そして「eli's theme」エリのテーマは本当に秀逸。