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Les Faux-Fuyants
 
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Les Faux-Fuyants [ペーパーバック]

Francoise Sagan
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

時は1940年、フランス中部の農村。戦時下という特殊な状況で、普通なら決してあり得ない出会いがあった。パリを脱出してきた上流社会のスノッブな四人組と、彼らを泊める羽目となった若き農夫とその母親。村の知恵おくれの青年や隣人一家も巻き込み、のびやかな田園風景の中で繰り広げられた泣き笑いの末に待っていた、想像を絶する結末とは…。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「MARC」データベースより)

1940年、パリを脱出してきた上流社会の4人組を、若い農夫とその母親が泊める羽目になる。村の知恵遅れの青年や隣人も巻き込み、のびやかな田園風景の中で繰り広げられた泣き笑いの末に待っていた結末とは…。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • ペーパーバック: 187ページ
  • 出版社: Pocket (1993/6/16)
  • 言語 フランス語, フランス語, フランス語
  • ISBN-10: 2266189980
  • ISBN-13: 978-2266189989
  • 発売日: 1993/6/16
  • 商品の寸法: 17.4 x 9.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 洋書 - 27,037位 (洋書のベストセラーを見る)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ローズ・レッド 殿堂入りレビュアー
形式:文庫
7人の人間の様々な感情が交錯する様子を、小粋に明るく展開する。さすがサガンだ、と思わず嬉しくなってしまった。なんとなく生きるだけの描写なのに、ちっとも飽きを感じない。それだけに、残酷なのにあっけらかんと書かれているラストが、重くのしかかってこない。

ただ個人的にはこういう戦争を描いた作品は、思いっきり重く感じていっぱい泣きたいのに、この作品を読んでもぽろり、としか涙が流れない。まるで「悲しみよこんにちは」の表紙の絵のように。サガン作品は、そういった共通点がある。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Olvido
形式:文庫
原題のLes Faux Fuyantsも邦訳の「逃げ道」も、どちらも期待をくすぐられるとても素敵なタイトル。これはサガン晩年の作品で、こんなに最近出版されたサガンの作品があったとは、つい先ごろまで知らなかった。訳者ももはや朝吹登水子さんではない。

時は1940年、パリ近郊の農村。登場人物はそれぞれ個性も欲望もバラバラな上流階級の男女4人。ドイツ軍の爆撃にあって高級車もその運転手も失った彼らが、若い農夫と出会うことから物語は始まる。化学反応というものは、特殊な状況下で、出会うべくもないはずの要素が出会ってしまうことで引き起こされるものだからだ。

サガンの筆は相変わらず小気味良い皮肉が利いていて、どの登場人物にも容赦はしない。そこには農村=善、という図式も存在しないが、わがままで自己中心的な彼らが泣いたりわめいたり煩悩にとらわれたり策略をめぐらしたりしながらも、ひととき共有する農村の美しい一瞬の永遠が心から心地よい愛すべき作品。

若いジゴロのブリュノーは最後まで救いのない人格だし、若く美しいが優柔不断で自我の薄いリュースは、たくましい農夫のモーリスとたちまちあり得ないはずの恋に落ちながらも、それによって人生の蜜を掬い取った様子でもない。一方、50代の外交官ロイや、60代の裕福で高飛車なディアンヌは、農村にあってさらに個性に輝きを増して行く。そこがいかにもおとなの文化が闊歩するフランスらしい。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
サガンを読んでて声を出して笑ったのはこれが初めて。
戦時下のパリから脱出してきた上流階級の都会人4人が農家に居候させてもらう中で、
異文化交流により巻き起こる人間模様を描きます。
若い奥さんは農夫と恋におち、きどったジゴロは近所で有名な変人(男)に惚れられ、
スノッブなホワイトカラーは肉体労働の素晴らしさに目覚め、
高飛車なマダムは無能扱いされながら農家のおかみさんと妙な友情が芽生える。
思わず吹き出すほど面白いだけに、幕切れのあっけない残酷さが一層際立ち、なんともいえない印象が残ります。
戦争の残酷さ、というより、人の営みのどうしようもなさ。運命の女神の冷酷さ。
ちなみにサガンは同じモチーフで「田舎への小旅行」という短編も書いていて、
「赤いワインに涙が・・・」という短編集の中に収録されています。読み比べるのも一興。
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