最高傑作です。国内のハードロックでは比較対象すら見つかりません。欧米の名盤と並べてもその輝きが鈍ることは有りません。
浜田麻里。正直言って、ここまで凄いとは思っていませんでした。
「Eagle」「Fantasia」でのハードロック回帰後の麻里さんは、25周年ライブでその凄まじいばかりのパフォーマンスを我々に知らしめ、前作「Aestetica」とそのライブツアーでは47歳という年齢にして、まだ到達点の見えない急上昇中のロケットのような勢いを見せ付けてくれました。「果たして新作ではどこまで上昇するのか?」そんな期待を見事に凌駕し、この「Legenda」で一気に、ここが一つの到達点とも思える作品を作り上げてくれました。
かつてのようなキャッチーでポップな曲の居場所はここにはありません。全てが非常にハイレベルな骨太のハードロックです。(唯一11曲目だけがソフトバラードです)
日米のトップミュージシャンによる演奏もこれ以上無いレベルです。特に1曲目「Crisis Code 」のギターの高崎晃、ドラムのグレッグ・ビソネット、ベースのリーランド・スカラーのテクニック、パワー、グルーブには開いた口がふさがりません。寒気すら覚えます。バックが麻里さんのヴォーカルと対等以上に渡り合ってるのを初めて聞いた感じがします。(いいね!これぞロックだ)
ご存知マイケル・ランドウも思わず唸ってしまうようなプレイだし、JOEさん、増崎さん他の国内演奏陣も気合の入ったレベルの高いまさにプロのプレイを聞かせてくれます。
もちろん麻里さんのヴォーカルもさらに凄み、深みを増しています。
しかし何より凄いと思うのはここまで難易度の高い曲を作り、本気のプレイを名プレイヤー達に要求し、その能力をフルに引き出した「コンポーザー浜田麻里」その人です。
日本のロックのレベルを完全に突き抜けました。国内ロックファンはもちろん、洋楽ハードロックが好きな人にも是非聞いてもらいたいアルバムです。
一つだけ残念なことは、今の私には「このアルバムを超える浜田麻里」がまだ想像できないことです。