言わずとしれた『星の王子さま』の原語(フランス語)の朗読CDです。飛行機の操縦士である「ぼく」はフランスの俳優、ジェラール・フィリップです。もちろんジェラール・フィリップだけあって朗々と語っています。でもジェラール・フィリップが誰かなんてどうでもいいんです。原語で聞く『星の王子さま』は美しいです。私はフランス語なんてわかりませんが、やっぱりあらかじめ筋を知ってると、聞いてても「あのシーンだな」ってすぐにわかります。
『星の王子さま』自体は33分しかありません。もちろん原作の一部をカットしていますが、筋は変わってません。33分間とは思えない充実さです。夢のように過ぎていきます。紙製のCDケースでかわいいです。でも、33分でこの値段は高い気がします…なので星4つ!朗読自体に文句はありません!
王子さまは、ジョルジュ・プージュリーです。映画『禁じられた遊び』の少年ミシェル役の人です。
あとはピエール・ラルケ、ミシェル・ロー、ジャック・グレロ、シルヴィー・ペラヨが出演してます。
ときどきバックに曲が流れます。綺麗なのですが、一部おおげさな感じもありました。せりふの掛け合いはぽんぽんと軽快に進みます。
このCDは『星の王子さま』だけでなく、ジェラール・フィリップ単独の詩などの朗読が入っています。ネルヴァルの『廃嫡者』、ラ・フォンティーヌの『二羽の鳩』(サラベルナールがコンセルヴァトワールの試験で朗読したものですね)、コルネイユの『ル・シッド』から1節、デュ・ベレーの『ユリシーズの如く幸福』、ド・ヴィニの『狼の死』です。それぞれは1分から6分くらいの短いものです。おまけですね。
フランス語を勉強している人はぜひ聞いてほしいです。『星の王子さま』は文章も優しいですし、原文と和訳を照らし合わせながら読んだら勉強になります。さらにこのCDを聞けば、相当ものになるのでは。