ランドリは私にとってのバイブルなので、本当は全てにレビューをつけたいのですが、
この作品を愛するきっかけになったエピソードを収録しているのが、
この三巻なので、ここからレビューすることにします。
三巻は、一巻(前日譚のクレシェンドマリオン)から三巻までの一つの大きな
エピソードの終わりです。
主人公のDXは得るべき物を得、失うべきものを失ったのですが、
初めからわかっていた終わりへの到達を臆することなく、
ただマリオンのために成し遂げた。
これは、本当に、いくら物語の世界だからといってなかなかできることではありません。
飄々と不思議でつかみ所のないDXの心の一端を目にできた稀有な瞬間でした。
ここで、多分作中でその後彼の友人や彼を取り巻く人々と同じように?
読者である私もしっかりとDXに結び付けられてしまったような気がします。
そのこととは別に、私の心を打ったのは、DXの両親の会話。
ファファニールとの戦いに入る直前に二人で意気込みを語り合うのですが、
そこのセリフがあまりにも秀逸で感動的なのです。
詳しくはネタバレになるので書けませんが、
クレシェンドマリオンという物語の終わりが、
三巻のこのエピソードにつながっているんだな、
ファレルとリゲインにとっては人生の大きな節目の一つなんだな、
と思ったら泣けてきて……。
もうお願いですから、ちょっとでも読もうかなと少しでも思った方は1-3巻は
一挙に読んでください!
そしてちょっとでも面白いなと思ったら残りはとりあえず7巻くらいまで
一挙に読んでください!
そしたらきっと最新刊までは超特急だと思います。