敬虔なプロテスタント信者として成長したジェーン・グレイは、母親たち近親者のアップステアの駒として、政略結婚、そして「王位」へと進められていく。政略結婚ながらも心を交わし愛し合えた夫婦になったのもつかの間、王位に就いたジェーンは、わずか9日間で体制が崩れる。
ジェーン・グレイを演じたヘレナ・ボナム・カーターはとても初々しいです。この作品の彼女のうわさを聞いて、アイヴォリー監督が「眺めのいい部屋」のルーシー役にヘレナを抜擢したそうです。
字幕のビデオを探していたのですが、見つけられなかったので、どうしてもみたくて輸入物にトライしました。
宗教的・政治的専門用語はちんぷんかんぷんだったのですが、ジェーンのつぶやきはよく分かりました。
ラストに至っては、!!その悲劇をヘレナがとてもすばらしく演じていて、涙涙で胸がいっぱいです。
王位継承者が複数いる場合、このような処刑は歴史の中に無数に散らばっていうるのだと思います。
そういった死を踏み台にして、国は『統治』されて来たのでしょう。
でも、この映画をみ終わった時、本当にわずか16歳のジェーン夫婦を処刑しなければならなかったのだろうか?
誰が悪い?誰が悪い?と心の中で叫んでいました。
16世紀のイギリス史や装束、(宗教的にも様々)に関心がある方にお薦めです。視覚的にもすばらしかったです。時代検証をしっかりされている作品だと、うなってしまいました。