元々録音がしっかりしてるアルバムなので、今回のリマスタリングで劇的に印象が変わったということは無いと思う。でも確かに音の輪郭がハッキリして音質は向上している。
このアルバムではバンドの演奏が成熟していて、音の重心が低くて密度が高い。
さらにDJ KRUSHをフィーチャーすることで実験的でアヴァンギャルドな肌触りも取り入れている。
「gravity」はLUNA SEAの演奏のひとつの到達点と言う気がする。どちらかと言うと静かな曲だけど、あれだけ個性的なメンバーにも関わらず全パートの音が溶け合って一つの塊のようになっている。
「KISS」はDJ KRUSHによる音の洪水のようなミックスが印象的だけど、バンドの演奏が良いと思う。間奏のベースとドラムのコンビネーションにギターの鋭いカッティングが入って来る所とか。
「4:00AM」は夜が明けていく頃のあのなんとも言えない雰囲気が曲に良く出てる。リマスタリングされたアコギの音がきらびやかで良いと思う。
「VIRGIN MARY」は河村隆一の歌を中心にバンドの演奏が一丸となって高いレベルで昇華してる。最後の方は解散する直前のビートルズの様にも聴こえ、LUNA SEAの最高のスタジオ録音のひとつなんじゃないかと思う。
「FEEL」は情熱的なサビと、間奏の駆け上がって行くコード進行とエレクトリックヴァイオリン(?)が幻想的で好き。
付属のDVDは「TONIGHT」が良かった。洋楽のPVみたいでかっこいい。