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20 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最高のデリバティブ史!!,
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レビュー対象商品: LTCM伝説―怪物ヘッジファンドの栄光と挫折 (単行本)
物事の本質を理解するには、多くの場合「その失敗から学べ」と言われるが、デリバティブを理解するにはLTCMの失敗から多くを学べるのではないだろうか。とくにLTCMは、メンバーのマートンやショールズがオプションの理論構築に寄与し、それを実践したために、その破綻は格好の材料のように思う。著者はLTCMが駆使した債権アービトラージ、レポを使ったスワップ、オプション、VARによるリスク管理の具体的な説明をするだけでなく、もっと大きな金融史という文脈や、取引所の歴史、金融工学の基礎となる物理・統計学の歴史的背景なども描いているので、デリバティブ発展の歴史を大きな視点で見ることもできます。 同じようにLTCMを題材にした「天才たちの誤算-ドキュメント LTCM破綻」と比較すると、「天才たちの誤算」はLTCM内部やそれに関わる金融機関やFRBの人間模様を描いたルポタージュであるのに対して、こちらはLTCMを通して描く金融史というか、デリバティブの歴史ドラマといった感じがします。やはり、抽象的なデリバティブを具体的なストーリーを通して学ぶと、よりよく理解できます。 文系の人間としては、こういった工学・サイエンスの歴史書は本当にありがたいです。この本を読んでいたら、分野は違うのですが、サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」を思い出しました。
18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
金融工学を楽しく学ぼう!,
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レビュー対象商品: LTCM伝説―怪物ヘッジファンドの栄光と挫折 (単行本)
この人は経済学をよく知るジャーナリストなので、非常に数理ファイナンスに関する記述が正しくてよいです。 ただ、正しすぎて、難しい箇所も多々あるのですが。 この本はほんとにLTCMの業務内容についてはよーく分かる。
13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
まさに伝説。,
By カスタマー
レビュー対象商品: LTCM伝説―怪物ヘッジファンドの栄光と挫折 (単行本)
今まで多くの金融書籍を読んできたが、本書は作品としての完成度が高いと感じた。前半の多くを金融工学の歴史に費やしているのも、教養として十分読みごたえがあるし、天才達がそれぞれの道を歩みながらやがて集結し、ドリームチームを結成するまでのストーリー感がたまらない。難点を言えば、LTCMが手がけた複雑怪奇な裁定取引を図や数式を一切使わずに解説しているために、その仕組みがいまひとつ分かりにくいということである。業界人でも完全な理解は難しいであろう。ただ、秘密主義であるヘッジファンドの中身にここまで喰らいついた書は少ないだけに、一読の価値はある。
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