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自分がバイだと自覚してからまだ2年くらいしか経っていないので知らないことの方が多いのですが、こんなにうまくいかないよと思ってしまいます。
とくに主人公いちこの両親のことや終わり方が。
キャラクター一人一人の気持ちが丁寧に描かれていて共感できます。
男性と付き合っているときの自分は自分じゃない気がする。とか、愛する相手と自分を開放できる相手は必ずしも一致しないとか…。
ノンケからの差別?みたいなものも少しあったりして。
レズビアンやゲイが法律の上で認められるようになったとしてもこういった差別はなかなか消えないんだろうなと思いました。
成る程なと思ったのは女性じゃなかったらこの人を好きにならなかったかもしれないという言葉。
性もその人の個性の内なんだなーというか何というか。
妙に納得しました。
個人的には凄く好きです。
設定やストーリーの語られ方はちょっと御伽噺っぽくて、そこが素敵と思う反面現実味に欠けるともいえるけれど、
登場人物の心の動きがとても自然です。
とくに主人公はすごくまっすぐな心をもったとてもキュートな子で、
読んでいて大好きになりました。
そう思って振り返ってみると、この作品には、
人生の大事なことについて誰かと誰かが率直に語り合う場面がとても多いことに気がつきました。
これを書いている私は同性愛の人とデートもえっちもしたことはないですが、
この本を読むと、ビアンの人たちってこういう愛を生きているんだろうなあって、
自然に、やさしい気持ちで、見詰めることができる。そう思います。
シンプルで線のなめらかな絵柄も素敵です。
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