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26 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
自分が見せたい“半分だけ”、あなたには・・・?,
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レビュー対象商品: IN LOVE AGAIN (DVD付) (CD)
曲・歌詞・編曲すべてにおいて、個人的に予想していたレベルをはるかに超えた快作です。サウンド面では、前作そして前々作の良い部分を織り込んだことにまず気付きます。70年代アダルト・コンテンポラリーの香りが漂うところは、90年代の彼女のアルバムを思い浮かべますが、本作ははるかに音の輪郭が太い。僕は好きです。例えば4、秀逸なホーンアレンジはブルージーで、古内ワールドではちょっと珍しいタイプ。 楽器の「音」の魅力が柱になっている楽曲も目に付きます。エレキ・シンセ・生の使い分けを巧みに使い分けたベースが、1、4、5、7、8を、6では鮮やかなフルートが、それぞれの楽曲の表情を作っています。僕にはアルバムのピークは9です。Aメロからいきなり引き込まれ、ソリッドな音作りとせつない歌詞のコントラストに酔ううちに、今剛の泣きのGソロでとどめ。 12「半分だけ」、タイトル・歌詞ともにとても惹かれます。ここ数年の古内さんは、まばゆいばかりの恋の歌であっても、どこかに“陰”あるいは“不安”を感じさせるように思います。彼女の歌詞に深みが増しているのはそのためではないかと勝手に解釈しているのですが、この歌はその象徴のように聞こえるからです。 自分が見せたい“半分だけ”、それは恋愛においてだけではないかもしれません。 人生のふとした場面でそう感じること、あなたにはありませんか?
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
自分が見せたい“半分だけ”、あなたには・・・?,
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レビュー対象商品: IN LOVE AGAIN (CD)
曲・歌詞・編曲すべてにおいて、個人的に予想していたレベルをはるかに超えた快作です。サウンド面では、前作そして前々作の良い部分を織り込んだことにまず気付きます。70年代アダルト・コンテンポラリーの香りが漂うところは、90年代の彼女のアルバムを思い浮かべますが、本作ははるかに音の輪郭が太い。僕は好きです。例えば4、秀逸なホーンアレンジはブルージーで、古内ワールドではちょっと珍しいタイプ。 楽器の「音」の魅力が柱になっている楽曲も目に付きます。エレキ・シンセ・生の使い分けを巧みに使い分けたベースが、1、4、5、7、8を、6では鮮やかなフルートが、それぞれの楽曲の表情を作っています。僕にはアルバムのピークは9です。Aメロからいきなり引き込まれ、ソリッドな音作りとせつない歌詞のコントラストに酔ううちに、今剛の泣きのGソロでとどめ。 12「半分だけ」、タイトル・歌詞ともにとても惹かれます。ここ数年の古内さんは、まばゆいばかりの恋の歌であっても、どこかに“陰”あるいは“不安”を感じさせるように思います。彼女の歌詞に深みが増しているのはそのためではないかと勝手に解釈しているのですが、この歌はその象徴のように聞こえるからです。 自分が見せたい“半分だけ”、それは恋愛においてだけではないかもしれません。 人生のふとした場面でそう感じること、あなたにはありませんか?
27 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
古内東子はコンサバなんかじゃない!,
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レビュー対象商品: IN LOVE AGAIN (DVD付) (CD)
ハウスやヒップホップを自己流に消化し、硬質なビートのうえにローズピアノやビブラフォンなどの繊細な音色をかさねた前作『Cashmere Music』は、「古内東子は生音だといいのに打ちこみになるといまいち」という声をあざやかに一蹴する会心作だった。まるで「いつまでも昔の音ばかり求めないで。わたしがめざすのはもっと広義のポップ・ミュージックなの」と宣言しているようであり、それは'90年代からの完全な脱却を示してもいた。 そこから待つこと3年、過去最もながいインターバルを経てようやく届いた新作は、アレンジに引きつづき森俊之(スガシカオ作品でおなじみ)と河野伸(コーザ・ノストラからハロプロまで)をむかえてある程度前作の路線をふまえているのですが、はんぶんの曲が生ドラム(ひさびさに佐野康夫の名前が!)だったり、これまでにないほどベース音を強調するなどライブ感を前面に出している。 経年にたえうる普遍性と同時に、常に「今」の気分もわすれない彼女のブランニュー・スタンダードは、オートチューン・コーラスがクールなピアノ・ハウス「あなたのトモダチ」、ジャジーなトーンにエレキベースが異彩をそえる「Mystical」、コズミックなシンセに変則ビートがからむ「game」など、一段と軽やかに突き抜けている。タイトな演奏がバラードにさえグルーヴを生んでいて、1曲め「歩幅」からしてすでにこみあげるものがある。 またマット・ビアンコばりのラテン・ファンク「カサノバ」(ベスト!)、ピアノソロとホーンがスウィング・アウト・シスターっぽい「よくある物語」など、'80年代UKアーバン・メロウを彷彿とさせる曲が目立つのも大きな特徴だとおもう。 '70年代だけでなく、マドンナ/ワム!/ペブルスなどをカバーしたこともあるように、'80年代にもルーツがあるひとなので無理がなくてとてもこなれている。あの時代をふりかえることに照れがなくなった最近の流れも背中を押したのではないかという気がする。 頑固一徹に恋愛風景を描きつづける詞世界も健在なのだが、30代に入ってからはかつての切実さがすこしほどけて、ときおりユーモアやアイロニーすらのぞかせている。 きっといちばん多感な時期に出会ったんだろう原点への愛着を、おとなになった今だからこそできる表現で発露した本作の真摯さにわたしは涙をおさえることができない。 あいかわらずのメロディーのすばらしさ、くらくらしそうにゴージャスなアートワークまで言うことないです。さいこうだ。
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