最初に書いておきますが、本作品(londonymo)と同時発売のgijonymoを一緒に買っても飽きません。むしろ2作品を対で聴いてこそ心底楽しめると思います。
演目は基本的に2007年5月19日に横浜パシフィコで行われたHASYMOのライブ(DVD HAS/YMO)を継承していますが、印象はだいぶ違うものです。わかりにくい表現かもしれませんが、横浜の演奏がニューアルバムの発表会で、本作品とgijonymoはそのニューアルバムを引っさげてのライブという感じがしました。そして日程順にlondonymo→gijonymoという順番になりますが、後者の方がよりライブ感が強い印象です。ですから、HAS/YMO→本作品→gijonymoの順で聴き比べると面白いと思います。
演奏の変化はRYDEEN 79/07などが顕著ですが、横浜はほぼ原曲通り。本作品では教授のバッキング、ユキヒロのドラム、細野さんのベース共に昔のライブっぽく変化し、gijonymoでは特にユキヒロのドラムが'79〜'80頃に近いフィルインがあったりして、これぞ「待ってましたのYMO」という感じになります。未確認ですがgijonymoではユキヒロはそれまでのブラシのようなものではなく、スティックでドラムを叩いているんじゃないでしょうか?
本作品とgijonymoとの曲構成の違いは、本作品の方が「SPORTSMEN」「FLY ME TO THE RIVER」の2曲多い点です。いずれの曲も細野さんの渋いボーカルが聴きどころですから、細野さんファンの方は本作品は外せません。
曲順の比較では、gijonymoのラスト3曲がYMOの曲(正確にはRIOT IN LAGOSは教授のソロ作品ですがYMOのライブで何度も演奏されており、ライブにおいてはYMOの持ち曲と言えるでしょう)で締められていることから、より「YELLOW MAGIC ORCHESTRA」を意識したことがうかがえます。
本作品とgijonymoを聴いてYELLOW MAGIC ORCHESTRAは屈指のライブバンドであることを再認識しました。
評価は浮かれ気分で☆5つです。