早くも3枚目にしてライヴ・アルバムを発表。
しかし彼らが尊敬するオールマン・ブラザーズ・バンドもあの歴史的名盤『ライブ・アット・フィルモア』は3枚目のアルバムだ。
ライヴ・バンドとしてすでに定評のあった彼らにしてはむしろ当然のリリース。
2000年に大阪BIG CATで行なわれたライヴは3時間を超えるショーとなった。
その中から選りすぐりの曲をピックアップしたアルバムがこれだ。
まったく修正もなく、当日のショーで披露した曲はまさに「生(ライヴ)」のままだ。
惜しむらくは曲順も当日のままにしてほしかったし、臨場感を持たせるためには、曲間のフェイド・アウトはやめてほしかった。
もっと欲を言えばせめて2枚組にしてほしかった。
日本発のサザン・ロック・バンドという、デビュー当時から命名されたその名のとおりワイルドで熱いイモーショナルな演奏はこのライヴ盤でたっぷり堪能できる。
当時は現在のブルーストーン・カンパニーと違ってツイン・ドラムだし、世界級のヴォーカリストの門脇モンジ(現、The Goofies)もいる。
スタジオ・アルバム未発表曲も入っていて、このアルバムでの価値を上げる。
アルバムの一つのヤマがJUST WANNA LAY YOU DOWNだ。
フラワー・ムーヴメント時代の臭いをプンプンさせるピースフルな曲だ。
「男臭い」イメージが強いサヴォイだが、アコギを使ったこの曲などはフジロックのフィールド・オヴ・ヘヴンにぴったりだ(アルバム・ジャケットも良い感じだ)。
実際にこの曲はフジロック出演時に演奏され、現代の若いヒッピーにも支持された。
うねるベースやスライド炸裂のギターに注意してこのアルバムを聴くと、アメリカや欧州でのライヴで高い評価を受けたのもうなずける。
やはりサヴォイの名盤はこのライヴ・アルバムだろう。
南部音楽、70年代ロック、ブルーズ・ロック、ジャムバンドなどのファンはマストだ。
〔追記2011年9月20日〕
1) アメリカ盤はジャケ違いだが、内容は全く同じ。
2) なんと2011年9月18日に仙台でThe Savoy Truffleのオリジナル・メンバーが再集結してライヴを行ない、それがライヴ盤としてリリースされることが決定した。10月29日発売だ。11年の時を超えて円熟味とパワーが増したサヴォイのライヴ・アルバム第2弾発売のニュースを聞いて鳥肌が立つぐらいに興奮した。購入はJoyful NoiseのHPからの通販のみとなる。