最初から最後まで、マバタキをする間がないです。マバタキするのがもったいないとかそういう次元でなく、マバタキするのを忘れてしまうという領域。
「表現力」というのはこのことだなというのがわかる。
日本において、ここまで歌って踊れるアーティストはそうそういませんよ。
呼吸するようにうたう歌、指先まで神経が行きわたったダンス、ころころ変わる表情、ダンサーと一生懸命考えた全体を通しての構成、「楽しい」「ありがとう」という言葉を何度も何度もこぼすこの人柄。とにかくすべてが圧巻です。
やることも雰囲気もとても大人びてる大知が、このDVDで見せる、すごく素直に無邪気に笑う笑顔が、本当にかわいいです。その笑顔を見て、「私は、この人がいい」と心底思いました。
オフショットを見ればよくわかると思いますが、この歳で、これだけのことができるのがすごい。ダンサーに向かって、照明に向かって、ああしてほしい、こうしたらいい、とライブについて提案・要求するこのこだわりよう。
本当に、何をやらせてもすごい大知。この人にできないことがあるのかなと思えてきてしまうほど、すばらしい映像です。
そしてなにより、本当に楽しそうに歌って踊るんです。本当に音楽が好きなんだなというのが、何も言わずとも伝わってきます。とにかく、誰にも負けない、すごくいい顔して歌って踊りますよ、大知は。
そして、本人が誰よりも楽しんでいるからこそ、観る側に伝わる何かがあるんだと気付かされました。
はじめてこのDVDを観たとき「私は、この人の成長を見ていきたいと、心から思った」という言葉が無意識に頭の中をよぎったのを、きっと一生忘れません。
ぜひおすすめしたい一品です。