本書は写真、詩、F100号シリーズ「愛はとこしえ」全50点で主に構成されている。まず若い頃の数々のモノクロ写真で本書はスタートする。前衛芸術とはかくなるものか!と草間を知らない者でも直ちに彼女を理解するに相違ない。「愛はとこしえ」を長野県松本市美術館で展示されていた際に全作見たが、やはり実物の持つ力は圧倒的。ひたすらに目と顔と水玉のパターンの繰り返しなのだが引き込まれる。本書でも作品の持つ力は十分垣間見れる。しかしやはりF100号サイズ(162×130cm)あってこその迫力なので機会があれば実物を見て欲しい。しかしどこまでも芸術家な草間は本当に魅力的。「自分の書いた本以外興味ない」と言い切り、赤い鬘に水玉を纏い大きな目を見張って空気など読まず宇宙の話を平気で語る。自分を全肯定して突き抜けてく事の出来る草間は芸術家以外の何物でもない。