久しぶりのトム.ハレルのアルバムです。RCAでは大手レーベルということもあって様々なフォーマットでの作品をリリースしましたが、今回は今のレギュラークインテットでの作品です。この前のクインテットからの残留はベースのウゴナ.オケグォだけで、ウエィン.エスコフェリー、ダニー.グリゼット、ジョナサン.ブレイクという若手の凄腕揃いで、今までにないイケイケな人選です。日本では知られてないかもしれませんが、NYCで精力的に活動してて、しかも今勢いのある人ばかりですね。もっとイケイケな音になるかと思っていたのですが、トムのグリップがきっちり利いているので、決してバーンアウトしない、いつものトムらしい音楽になっています。このバンド、ライブでは相当凄いことになりそうです。このバンドのライブは見てみたい。
最近のトムのラッパの音色は70-80年代と比べると衰えは感じるもののフレージングの冴えは流石です。そしてこの人の凄いところはやはり作曲でしょう。当然今回も全曲書き下ろし。4ビートに拘泥しない柔軟な曲作りは流石です。トムは統合失調症を患っているので、世間から閉じてるイメージがありますが、このメンバーの並び、出て来る音を見れば如何に音楽に対してオープンマインドかということが良く分かります。
ジャケットは自宅から程近いところで撮ったものでしょうが、この人のこういう雰囲気のジャケットって珍しいんじゃないかな。