発売とともに買い、幾分聞き込むことも出来たのでレビューしようと思います。
まず最初に少し他のレビューで気になったことを
以前から様々な雑誌や公式HPでyou氏本人が
「3枚目はプログレ的にする」
「個人的にスルメなアルバム」
と言っていたのに、ハードなロックではない、のでがっかりしたというのはお門違いかと
プログレ=Dream Theaterしか知らなかったのであればこの機会にプログレの名作を聞いてみるのもいいかもしれないです。
極力私情が入らないようにレビューしますと
1、楽曲は多彩
2、1回2回聞いたくらいではまず耳に残りづらい
3、全体的に参加メンバーの演奏力が高い
1に関しては他のレビューでも言われているようにQUEENやQueensrycheを彷彿とさせるコーラスが印象的な「the other side」、Dream Theaterのような変拍子やキメを多用した大作「feel」、Jazz的なKiyo氏の本領発揮「relation」、そのまんまJanneで使えそうな「keep your chance」などかなり幅広いです。「pleasure」あたりはDAITA氏からの影響もありそうなタッピングですね。
2に関しては1と関係しますが、とにかく多彩なのでたくさんの要素がはいっています。最低でも10回くらい聞けば色々な楽器が聞こえてきて楽しめると思います。
3に関しては聞き込めば聞き込むほど、リズム隊(Baの御供氏、Drのshuji氏)の演奏力の高さを感じられます。ある意味このアルバムの影の聴き所です。
いい所をざっと挙げましたが、残念な所もあります、やはりyou氏の演奏は丁寧なので、全体を通してリードが平坦な部分が多いです。それでも昔よりは起伏があるとは思いますが。
海外の著名インストギタリストに比べるとやはり表現力の差は否めないです。
あとはVoのHachiya Kotoさんはやはりまだ年齢的にも声が弱いですね。個性的な声なので受け入れられるかは個人差がかなりあると思います。
JanneDaArcの初期からyou氏の演奏は聴き続けていますが、作曲家としての幅の広さやバランス感覚はどんどん磨きがかかっていると思います。「ギターを聴く」ためにこのアルバムを買うのはあまりオススメできません。「楽曲全体を聞く」スタンスで聞くととても奥の深い素晴らしいアルバムだと思います。